【2026年10月版】予算25万円で組むWQHDゲーミングPC自作構成(AM5/DDR5 32GB・Ryzen5 7600+RX9060XT 16GB・将来性重視)

自作PC構成

「20万円の構成より、何年か先まで使い回せる土台で組んでおきたい」
「ゲームの合間に配信や動画編集もする。25万円を出すなら、どこにお金をかけるのが正解?」

2026年10月に買えるパーツで、予算25万円に収まる「WQHD+将来性」のゲーミングPCを1台分組みました。価格はAmazonの実売価格(2026年10月1日調査。マザーボードだけ10月3日時点)で、合計は249,567円。25万円に対して残りは433円しかありません。

パーツごとに選んだ理由と、予算を動かすときの差し替え先まで、合計金額つきでまとめました。

🐹 ハムのひとこと
ハム工房のハムです! 10月の25万円構成は、マザーボードを安い板に替えて、その分でグラボを16GB版にしました。残りは433円と、本当に予算ぎりぎりです。何を替えて何をあきらめたのか、数字で順番にお見せしますね。


まだ予算が決まっていない方へ:用途別のおすすめが一目で分かる 予算別ゲーミングPCの選び方(早見表) もどうぞ。


まず正直に:10月はマザーボードを替えて、グラボを16GB版にしました

9月号と同じパーツを10月1日の価格でそろえ直すと、グラボとメモリが大きく上がり、在庫切れの電源を除いた6つだけで253,916円になり、予算25万円を超えます。

そこで、AM5のマザーボードを9月のASRock B650M Pro RS(10月1日は25,755円)から、ASRock B650M Pro-A Gen5(16,143円)に替えました。差は9,612円です。

浮いた分で、グラボは20万円構成と同じRX 9060 XT 8GB(69,800円・10月3日時点)ではなく、VRAMが倍の16GB版(78,800円)にしました。差は9,000円です。

メモリは10月の価格で安く、CLも小さいEXPO対応品に、電源は9月の販売ページが中古だけになったため別の製品に替えました。

ただ、16GB版のTime Spyは16,550で、8GB版(16,316)との差は約1.4%だけです。9,000円で買っているのは性能ではなく、重いゲームの高解像度テクスチャや、これから出るゲームに向けたVRAMの余裕です。

マザーボードは、9月の製品にあった起動の状態を示すLEDが無く、I/Oパネルも自分で取り付けます。代わりに、グラボ用のスロットはPCIe 4.0から5.0になります。

では、20万円構成(175,438円)より多く払った74,129円は、どこへ行ったのか。

  • メモリ:+54,490円(DDR4-3200 16GBの24,500円 → DDR5-6000 32GBの78,990円)
  • AM5のCPUとマザーボード:+10,639円
  • グラボの16GB化:+9,000円

この上乗せ分は、Time Spyのスコアにはほとんど表れない次の4つに使っています。

  1. メモリが32GBになる:配信ソフトや動画編集ソフトをゲームと同時に動かすときに効きます
  2. AM5の土台になる:マザーボードとメモリはそのままで、CPUだけを上位モデルに入れ替えられます。2026年1月発売のRyzen 7 9850X3Dのような新しいCPUは、BIOSの更新が必要になる場合があるので、載せ替える前にASRockのCPUサポートリストで確認してください
  3. メモリがDDR5になる:将来メモリを買い足したり交換したりするときも、今の規格のまま選べます
  4. VRAMが16GBになる:WQHDで最高画質やレイトレーシングを狙っても、VRAM不足で設定を下げる場面が減ります

ゲーム性能だけが目当てなら20万円構成、もっと性能が欲しいなら30万円構成、長く使える土台と作業のしやすさを買うならこの構成。

🐹 ハムのひとこと
正直、マザーボードを替えるのは迷いました。起動の状態を示すLEDが無くなりますからね。それでも同じASRockの板で、背面のType-CやWi-Fi用のスロットは残ります。板を替えて、予算内でVRAMまで倍にできるなら、長く使うこの構成にはそちらが効く、というのがハムの判断です。


先に結論:2026年10月の予算25万円・WQHD+将来性構成

完成形から先にお見せします。合計 249,567円(Amazon実売・2026年10月1日調査。マザーボードは10月3日時点)で、予算25万円に対して残りは433円。ぎりぎりで収めているので、注文の前に合計を確かめてください。

2026年10月の結論
  • CPU:Ryzen 5 7600(28,273円) … AM5の王道の6コア12スレッド。Wraith Stealthクーラーが付属
  • グラボ:Radeon RX 9060 XT 16GB(78,800円) … 10月から16GB版に。20万円構成の8GB版より9,000円高く、VRAMが倍
  • マザーボード:ASRock B650M Pro-A Gen5(16,143円) … 10月からこの板に。Amazon.co.jp限定のAM5・microATXで、グラボ用スロットはPCIe 5.0
  • メモリ:Acer Predator Pallas II DDR5-6000 32GB(78,990円) … 10月からEXPO対応のこのキットに。10月のメモリ比較で32GBの最安
  • 電源:玄人志向 KRPW-GA850W/90+/REV2.0(10,081円) … 850W・80PLUS Gold・ATX3.1のブラック。10月の電源コスパ首位

9月(231,690円)からは17,877円増えました。同じ製品のまま値上がりしたのはCPUとSSDの2つで、あわせて2,679円です。

残りの15,198円は、別の製品に替えた差です。グラボを16GB版にして22,436円、メモリで4,490円増えた一方、マザーボードで8,988円、電源で2,740円減りました。


パーツ構成表(予算25万円・WQHD+将来性/AM5・DDR5 32GB)

見出しの項目をクリックすると、価格の高い順・安い順などに並べ替えられます。

広告(PR):表内のパーツ名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです(「付属」「合計」を除く)。価格は2026年10月1日時点のAmazon実売目安です。一部の製品(販売ページの差し替え・在庫切れの確認)は2026年10月3日時点です。

パーツ選んだ製品(型番)価格目安役割・選定ポイント
CPU Ryzen 5 7600 28,273円 AM5の王道。6コア12スレッドでWQHDには十分。クーラー付属
CPUクーラー 付属(リテールクーラー) 0円 CPU標準付属のため追加購入なし
グラボ Radeon RX 9060 XT 16GB 78,800円 VRAM 16GB。20万円構成の8GB版との差は9,000円
マザーボード ASRock B650M Pro-A Gen5(microATX) 16,143円 AM5のmicroATX。グラボ用スロットはPCIe 5.0。将来CPUだけ上位に載せ替えられる
メモリ Acer Predator Pallas II DDR5-6000 32GB(CL32) 78,990円 EXPO対応のDDR5-6000 32GB(CL32)。10月のメモリ比較で32GBの最安
SSD WD Black SN7100 1TB(Gen4) 31,800円 読込7,250MB/sのGen4。10月のSSDコスパ首位
電源 玄人志向 KRPW-GA850W/90+/REV2.0(850W Gold・黒) 10,081円 850W Gold・ATX3.1。10月の電源コスパ首位(ブラック)
PCケース MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW 5,480円 ファン4基付きで10月も5,480円据え置き
合計 — 約249,567円 予算25万円に対し433円の余裕

※価格はAmazon実売(2026年10月1日時点。マザーボードは10月3日時点)の目安です。合計にOS・モニター・周辺機器は含みません。購入前にリンク先で最新の価格と在庫をご確認ください。


各パーツの選定理由

CPU:Ryzen 5 7600 ― クーラー付きのAM5入門、1,173円上がっても続投

Ryzen 5 7600の早見表(ミドルクラスCPUの比較表より)
コスパ順位ミドルクラスCPU 9製品中4位
コア/スレッド6C/12T
価格目安28,273円 (2026年10月1日調査)
おすすめ度〇
PassMark27,053
コスパ指数9,568

最大5.1GHz/Wraith Stealth付属

9月の27,100円から1,173円(約4.3%)上がりましたが、10月も同じCPUを使います。

WQHD(2560×1440)でフレームレートを決めるのは、主にグラボです。CPUは6コア12スレッドのこのクラスで足りるので、そのぶんをメモリ32GB・VRAM 16GB・AM5の土台に回しています。

AMD公式の仕様では、世代はZen 4、TDPは65W、L3キャッシュは32MB。箱にWraith Stealthクーラーが入っているので、構成表の「CPUクーラー」は0円で済んでいます。

CPUまわりの「将来性」は、このCPUを後から入れ替えられることにあります。配信や編集の比重が増えたら8コア16スレッドのRyzen 7 9700X、ゲーム向けに上を目指すなら3D V-Cache搭載(L3 96MB)のRyzen 7 9800X3D、という具合です。

どちらもクーラーは付属しないので、載せ替えるときはクーラー代も見込んでおいてください(9700Xは→ ミドルエンドのコスパ最強CPU比較、9800X3Dは→ ハイエンドのコスパ最強CPU比較)。

グラボ:Radeon RX 9060 XT 16GB ― 20万円構成の8GB版より9,000円高く、VRAMは倍

RX 9060 XT 16GBの早見表(ミドルクラスグラボの比較表より)
コスパ順位ミドルクラスグラボ10製品中4位
VRAM16GB
価格目安78,800円 (2026年10月1日調査)
おすすめ度〇
3DMark Time Spy16,550
コスパ指数2,100

10月にいちばん大きく変えたパーツで、9月のRX 9060 XT 8GB(56,364円)から、VRAMが16GBのXFX Swift版に替えました。構成表のグラボ代が22,436円増えたのは、別の製品に替えた差です。

9月に載せていた8GB版の販売ページは10月1日に79,800円で、同じ商品で約41.6%上がり、この16GB版より1,000円高くなっています。

ミドルエンドのグラボ比較では、20万円構成の8GB版(PowerColor版・69,800円・10月3日時点)がコスパ指数2,338で2位と、この16GB版より上です。

それでも16GB版にしたのは、16GBの価値が性能ではなくVRAMの余裕にあるからです(Time Spyの差は約1.4%)。8GBでは、WQHDで最高画質+レイトレーシングを狙うと足りない場面が出てきます。

ミドル帯のコスパ首位のIntel Arc B580(50,303円・12GB)と比べると28,497円高いものの、Time Spyで約13%上回ります。WQHDで余裕を持たせたいこの構成では、こちらを選びます。

AMD公式の仕様では、世代はRDNA 4、消費電力(Typical Board Power)は160W、メモリはGDDR6(128bit)。機械学習を使う超解像のFSR Upscaling(旧FSR 4)と、RX 9000シリーズが対象のMLフレーム生成(FSR “Redstone”)に対応しています。

販売はXFXの正規代理店(ゴッパ合同会社)で、在庫の少ない出品でした(10月1日時点)。注文前にリンク先で在庫を確かめてください。

新製品を待つ手も考えましたが、NVIDIAのRTX 50 SUPER(RTX 5070 SUPERなど)は未発表で、GDDR7メモリの供給事情で保留が続いていると報じられています(GAZLOG、2026年9月23日)。

マザーボード:ASRock B650M Pro-A Gen5(B650・microATX・DDR5)― 9,612円安い板に替えて予算内に

約16,143円/AM5・microATX

9月のASRock B650M Pro RS(25,131円)は、10月1日には25,755円でしたが、グラボとメモリの値上がりを吸収するため、9,612円安いこの板にしました(10月3日に販売ページを替えたので、価格は10月3日時点)。

構成表のマザーボード代が8,988円下がったのは、別の製品に替えた差です。

9月のPro RSとの違い(ASRock公式)
  • 同じ点:8+2+1フェーズの電源回路(Dr.MOS)、DDR5スロット4本、M.2スロット3本、2.5GbpsのLAN、背面のUSB Type-C、Wi-Fi用のM.2スロット、映像出力(HDMI+DisplayPort)
  • 見劣りする点:I/Oパネルが取り付け済みではない(同梱のパネルを自分で付ける)。起動の状態を示すLED(Post Status Checker)が無い
  • 上回る点:グラボ用スロットがPCIe 4.0 x16→5.0 x16(Ryzen 7000・9000の場合)、M.2の3本目もGen4 x2→x4(PCIe 4.0 x4の拡張スロットと共有)
  • 注意:Wi-Fiは付いていない(Wi-Fi用のM.2スロットに、別売りのモジュールとアンテナを足す)

国内では2026年7月31日に発売された、Amazon.co.jp限定(Amazon専売)のモデルです。ASRock公式の仕様では、チップセットはAMD B650、メモリはDDR5の4スロット(最大256GB・XMP/EXPO対応)です。

M.2の1本目はCPU直結のPCIe 5.0 x4で、映像出力はHDMI×1とDisplayPort 1.4×1です。

CPUはRyzen 9000・8000・7000シリーズに対応しています(ASRock公式)。組む前に、ASRockのCPUサポートリストでRyzen 5 7600の対応BIOSを確かめておくと安心です(この板はBIOS Flashbackに対応)。

AM5ソケットのmicroATXマザーで、上に書いた「CPUだけの入れ替え」を支えているのがこの1枚です。20万円構成のAM4マザーより5,579円高くつきますが、その差は数年後にCPUだけを替えられる権利の値段だと、ハムは考えています。

マザーボードの市況では、MSIやASUSが第4四半期に値上げを予定しているとの情報も出ています(ニッチなPCゲーマーの環境構築Z、10月1日。中国のサプライチェーン筋の話)。

メモリ:Acer Predator Pallas II DDR5-6000 32GB(CL32)― EXPO対応の32GBで10月の最安

Acer Predator Pallas II 32GBの早見表(DDR5メモリの比較表より)DDR5-6000 CL32 (16GB×2)
コスパ順位DDR5メモリ9製品中3位
容量32GB
速度(MT/s)6000
価格目安78,990円 (2026年10月1日調査)
円/GB約2,468円
おすすめ度〇
コスパ指数4.1

合計の約32%を占める、この構成でいちばん高いパーツです(グラボより190円高い)。10月に製品を入れ替えました。

9月に使っていたCorsair Vengeance RGB 32GB(DDR5-6000 CL36)は、メモリの自動設定がIntel XMPのみで、AMDのEXPOには対応していません。

Ryzen(AM5)で組むならEXPO対応品のほうが素直なので、EXPOとXMPの両方に対応したPallas IIに替えました。10月のメモリ比較では、32GBのキットでいちばん安い製品です。

構成表のメモリ代は9月の74,500円から4,490円上がっていますが、これは別の製品に替えた差です。9月の製品は同じ販売ページで82,808円(+11.2%)になっていて、10月の価格ならPallas IIのほうが3,818円安くなります。

CL(小さいほど応答が速い指標)は32で、9月の製品(CL36)より小さくなりました。同じEXPO対応のT-FORCE DELTA RGB 32GB(ブラック・79,880円・CL38)と比べても、890円安くてCLも小さいのが決め手です。

32GBが活きるのは、ゲームと別の作業を同時に動かすときです。配信ソフトを立ち上げたまま遊ぶ、動画編集ソフトで素材を並べる、ブラウザのタブを大量に開いたままゲームを起動する、といった場面です。

ゲームだけなら16GBで足りるので、ここに約8万円を払う価値を感じるかどうかが、この構成を選ぶ分かれ目です。

相場のほうは、まだ落ち着く気配がありません。調査会社TrendForceは2026年9月30日、第4四半期の一般的なDRAM(HBMを除く)の契約価格が、前の四半期より10〜15%上がるとの予測を出しました。

国内の店頭でも、DDR5-6000の64GB(32GB×2)キットの最安が123,200円と、前回の調査から25,220円上がっています(AKIBA PC Hotline!「9月後半のメモリ価格」、調査9月12〜19日。前回の安値品が品切れになったため)。

長い目で見た予想は割れています。SK hynixのクァク・ノジョンCEOは2026年7月に「需要超過は2030年まで続く」と発言(マイナビ TECH+、2026年8月21日の記事で紹介)。

一方、Acerの陳俊聖(Jason Chen)会長は「2030年までメモリ不足が続くことはあり得ない」とし、PC価格は2027年半ばにピークとの見通しを示しています(台湾・経済日報、2026年9月19日報道)。

どちらにしても年内に大きく下がると言える材料は見当たらないので、セールや特価の一時的な安値を拾うのが現実的です(→ DDR5メモリ 価格・コスパ比較)。

SSD:WD Black SN7100 1TB(Gen4)― 1,506円上がったが、10月はSSDのコスパ首位

WD Black SN7100 1TBの早見表(SSDの比較表より)
コスパ順位SSD 10製品中1位
容量1TB
規格Gen4
価格目安31,800円 (2026年10月1日調査)
円/GB約31.8円
おすすめ度◎
読込速度(MB/s)7,250
コスパ指数31.4

9月の30,294円から1,506円(約5.0%)上がりましたが、10月のSSD比較では9月の2位から首位になりました。9月に首位だったCrucial P3 Plus 1TBが、39,980円(+35.5%)に上がったためです。

1TBあれば、OSと大きめのゲームをいくつか入れる分には困りません。ただ、配信の録画や動画の素材を保存していくと埋まるのは早いので、編集もする人は2TBクラスや2台目のSSDも考えておくと安心です(→ NVMe SSD コスパ比較)。

電源:玄人志向 KRPW-GA850W/90+/REV2.0(850W・80PLUS Gold・ATX3.1)― 10月の電源コスパ首位

玄人志向 KRPW-GA850W/90+/REV2.0の早見表(電源ユニットの比較表より)ブラック
コスパ順位電源ユニット6製品中1位
容量850W
80PLUSGold
規格ATX3.1
価格目安10,081円 (2026年10月1日調査)
円/W約11.9円
おすすめ度◎
コスパ指数843

保証5年/ブラック

10月に入れ替えたパーツの1つです。9月はCorsair RM850e(12,821円)を載せていましたが、その販売ページは10月1日に中古の出品だけになりました(RM850eのホワイトも10月3日時点で在庫切れです)。

そこで10月は、電源ユニットのコスパ比較で首位になった玄人志向のKRPW-GA850W/90+/REV2.0(ブラック)にしました。電源代が2,740円下がったのは、別の製品に替えた差です。10月は15万〜30万円の4つの構成とも、この電源にそろえています。

グラボ用の12V-2×6コネクタ(差し込みミスを防ぐカラーコネクタ)、使うケーブルだけを挿せるフルプラグイン、135mmファンのセミファンレスと、装備はひととおりそろっています。

目を引くのは、同じシリーズの750W版(KRPW-GA750W/90+/REV2.0・11,170円)より1,089円安いことです。

80PLUS Goldは負荷50%付近で効率がいちばん高くなるので、将来消費電力の大きいグラボに替えたときに、効率のよい負荷の範囲に収まりやすいのは850Wのほうです。

正直に書いておくと、保証は5年で、9月に使っていたCorsair RMeシリーズ(7年)より2年短くなります。価格を取るか、保証の長さを取るかで選び方が変わるところです。

RX 9060 XT 16GBの消費電力は160W(AMDの推奨電源は450W)なので、今の構成には余る容量です。そのぶん将来のグラボ交換には強く、NVIDIA公式の「必要システム電力」(Ryzen 9 5900X搭載PC基準)でいえば、RTX 5080(850W)クラスまでこの電源で見込めます。

🐹 ハムのひとこと
9月に続いて、10月も「850Wのほうが750Wより安い」逆転が起きました。電源は長く使うパーツなので、保証7年のCorsairに惹かれる気持ちも分かります。それでも今月の価格なら、同じ850Wで安い玄人志向を選ぶ、というのがハムの判断です。

PCケース:MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW(ミドルタワー)― 10月も5,480円のまま

MSI MAG FORGE 130A AIRFLOWの早見表(PCケースの比較表より)
タイプATXミドル
付属ファン4基
対応GPU目安〜約330mm
価格目安5,480円 (2026年10月1日調査)
おすすめ度◎

ファンが最初から4基付いているので、買い足さずにそのまま組めます。

RX 9060 XT 16GBは販売モデルによって全長が違うので、上の早見表の対応長と買うグラボの全長を、メーカー公表値で照らし合わせてから注文してください(→ PCケースの選び方&コスパ比較)。


予算を上げ下げするには(調整の考え方)

残りは433円で、9月の18,310円から大きく減りました。差し替え候補を並べます。

  • VRAMより予算を残したい … グラボを20万円構成と同じRadeon RX 9060 XT 8GB(PowerColor版・69,800円・10月3日時点)へ。9,000円安くなり、Time Spyは約1.4%下がるだけですが、VRAMは8GBになります
  • グラボ代を削ってVRAMは12GBに … Intel Arc B580(50,303円)へ。28,497円安くなって合計221,070円。Time Spyは14,650で約11%下がりますが、10月のミドル帯コスパ首位です
  • 予算を超えても性能を上げる … Radeon RX 9070 GRE 12GB(XFX版・99,800円・10月3日時点)へ。合計270,567円で予算を20,567円超えますが、Time Spyは22,071で約33%上がります。AMDの推奨電源は650Wなので電源はこのままで足りますが、VRAMは12GBに減ります
  • NVIDIAにしたい … GeForce RTX 5060 Ti 8GB(GIGABYTE版・76,800円・10月3日時点)へ。合計247,567円(ミドルエンドのグラボ比較)で、Time Spyは15,560と少し下がりますが、RTX 50シリーズだけのマルチフレーム生成が使えます。電源もこのままで足ります。16GB版は129,800円で予算を超えます(ハイエンドのグラボ比較)
  • メモリが品切れなら … 同じEXPO対応のT-FORCE DELTA RGB 32GB(ブラック・79,880円・CL38)へ。890円高い合計250,457円で、予算を457円超えます。グラボを8GB版にすれば収まります
  • CPUを強化する … Ryzen 7 9700X(8コア16スレッド・37,760円)へ。配信・編集が軽くなりますが、CPU代だけで合計259,054円になり、付属しないクーラーの代金を足す前に予算を超えます
  • ゲーム性能を一気に上げる … グラボをRX 9070 16GBにした30万円構成(2026年10月版)へ。合計297,009円で+47,442円、Time Spyは27,025で約63%上がります
  • ゲームだけなら … 20万円構成(2026年10月版)へ。AM4+DDR4 16GBで合計175,438円と、74,129円安くなります

9月にこの枠にあったRX 7700 XT 12GBは、載せていた販売ページ(ASRock RX7700XT SL 12GO)が在庫切れになりました。10月の比較表の販売モデル(CL 12GO)は第三者の出品で発送に9〜10日かかるため、外しています。

🐹 ハムのひとこと
10月の分かれ道は「VRAMを倍にするのに9,000円を払うかどうか」です。払えるならこの構成のまま、スコアがほぼ同じなら安いほうがいい人は8GB版で十分です。どちらを選んでも、AM5とメモリ32GBという土台は変わりません。


自作前に知っておきたい注意点

  • OSは別に用意する:Windows 11のライセンスは、249,567円の合計に入っていません。購入前に価格を確かめておきましょう
  • モニターも別途:この構成はWQHD(2560×1440)モニターと組み合わせる前提で選んでいます
  • EXPOを有効にする:Ryzen 5 7600の公式のメモリ速度はDDR5-5200です。BIOSでEXPOを有効にしないと、DDR5-6000のメモリも本来の速度では動きません
  • Wi-Fiは付いていない:無線でつなぐなら、Wi-Fi用のM.2スロットに別売りのモジュールとアンテナを足すか、別に用意してください
  • グラボの全長とケース:RX 9060 XTは販売モデルで長さが違います。ケースの対応長(FORGE 130Aは330mm)とあわせて、メーカー公表値で確かめてください
  • 残りは433円だけ:どれか1つが数百円上がるだけで25万円を超えます。超えたときは、上の「調整の考え方」の8GB版などで合わせてください
  • 価格は調査日時点:同じ製品でも月ごとに値段が動きます。注文の直前に合計を計算し直すと安心です

よくある質問(FAQ)

Q
ゲーミングPCを自作する費用は、いくら見ておけばいいですか?
A

遊びたい解像度で、ほぼ決まります。

ハム工房の2026年10月の構成例では、フルHDの15万円構成が143,438円、WQHDの20万円構成が175,438円、WQHD+将来性(AM5)のこの構成が249,567円、4K入門の30万円構成が297,009円です(どれもPC本体のパーツ代)。

ここにOS(Windows 11)とモニターが加わります。

Q
自作PCの見積もり(シミュレーション)は、どう立てればいいですか?
A

①遊ぶ解像度を決める → ②グラボを決める → ③残りをCPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源・ケースに配る → ④OSとモニターを足す、の順がおすすめです。

ただ25万円クラスでは、③のメモリが大きく効きます。この構成ではメモリがグラボよりわずかに高く、合計の約32%を占めています。

もう1つのコツは、予算に少し余りを残しておくこと。10月はグラボやメモリの値上がりで9月号の構成のままでは予算に収まらず、組み直しました(それでも残りは433円です)。上の構成表は価格順に並べ替えられるので、見積もりのたたき台に使ってください。

Q
予算25万円なら、20万円構成と比べて何が違いますか?
A

ゲーム性能はほぼ同じです。グラボは20万円構成がRX 9060 XT 8GB、この構成が16GB版で、Time Spyの差は約1.4%です。

差額74,129円のうち54,490円はメモリ(DDR4 16GB→DDR5 32GB)で、残りはAM5のCPUとマザーボード(10,639円)とVRAMの16GB化(9,000円)の分です。SSD・電源・ケースは同じ製品です。

配信や動画編集をせず、数年で買い替えるつもりなら、20万円構成のほうが合理的です。

Q
30万円前後まで出すと、何が変わりますか?
A

グラボが一段上がります。30万円構成は、この構成のグラボをRX 9070 16GBに替えたもので、差額は47,442円。Time Spyは約63%上がります(VRAMはどちらも16GB)。

CPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源・ケースはこの構成と同じなので、「まず25万円で組んで、あとからグラボだけ替える」という段階的な強化の道筋にもなります。

Q
RTX 5060に合うCPUは? この構成のRyzen 5 7600と組み合わせても大丈夫ですか?
A

組み合わせて問題ありません。WQHDでフレームレートを決めるのは主にグラボなので、6コア12スレッドのRyzen 5 7600で足ります。電源も、NVIDIA公式の必要システム電力はRTX 5060が550Wなので、この構成の850Wなら余裕があります。

ただしスコアで比べると、RTX 5060のTime Spyは13,617で、この構成のRX 9060 XT 16GBのほうが約22%高くなります。VRAMもRTX 5060は8GBです。DLSSのマルチフレーム生成(RTX 50シリーズのみ)を使いたい人が選ぶカード、と考えてください。

10月の価格はミドルエンドのグラボ比較で確認できます。

Q
PCの組み立てで、この構成ならではの注意点はありますか?
A

4つあります。

①EXPOの有効化:組み上げたらBIOSでEXPOをオンにしてください。オフのままだとメモリは標準設定の低い速度で動き、DDR5-6000の性能が出ません。

②グラボの全長:ケースの対応長(FORGE 130Aは330mm)と、買うグラボの全長をメーカー公表値で突き合わせてから注文を。

③電源ケーブル:フルプラグインなので、使うケーブルだけを挿せば配線がすっきりまとまります。

④I/Oパネル:B650M Pro-A Gen5は背面のパネルが取り付け済みではないので、マザーボードを入れる前に、同梱のパネルをケースにはめてください。


まとめ

2026年10月の25万円構成は、マザーボードを替えて浮いた分で、グラボを16GB版にした月でした。

  • 合計249,567円(9月から+17,877円)。予算25万円に対して残りは433円しかないので、注文の前に合計を確かめてください
  • グラボはRX 9060 XT 16GB(78,800円)に変更。20万円構成の8GB版より9,000円高く、Time Spyの差は約1.4%。払っているのはVRAMの余裕の分です
  • マザーボードはASRock B650M Pro-A Gen5(16,143円)に変更。10月の価格で9月の製品より9,612円安く、グラボ用スロットはPCIe 5.0。起動の状態を示すLEDは無く、I/Oパネルは自分で取り付けます
  • メモリはEXPO対応のAcer Predator Pallas II 32GB(78,990円)に変更。10月のメモリ比較で32GBの最安で、CLは32
  • 電源は玄人志向 KRPW-GA850W/90+/REV2.0(ブラック)に変更。850Wで、同じシリーズの750W版より1,089円安い
  • この構成の価値はメモリ32GB・VRAM 16GB・AM5の将来性。ゲーム性能だけなら20万円構成(175,438円)で足ります
  • Windows 11のライセンスとモニターは、この合計とは別にかかります

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データの出典・注記

  • 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年10月1日調査)。購入時はリンク先で最新価格をご確認ください。
  • マザーボードと一部のグラボは、10月3日に別の販売ページへ差し替え、その日の価格で掲載。
  • 合計金額:パーツの単純合計で、OS・モニター・周辺機器・送料は含みません。
  • 性能:グラボは3DMark Time Spy、CPUはPassMarkのスコア(出典は各比較記事)。
  • 仕様:グラボ・CPUの世代や消費電力・推奨電源はメーカー公式(AMD・NVIDIA)、マザーボードはASRock公式と国内代理店のアスク、必要な電源容量はNVIDIA公式の「必要システム電力」、メモリ・電源の規格や保証年数は販売ページとメーカーの表記によります。
  • 市況:メモリはTrendForceの予測(2026年9月30日)、AKIBA PC Hotline!「9月後半のメモリ価格」(調査9月12〜19日)、マイナビ TECH+(2026年8月21日)、台湾・経済日報(2026年9月19日)、マザーボードはニッチなPCゲーマーの環境構築Z(2026年10月1日)、GPUの新製品はGAZLOG(2026年9月23日)によります。

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