ローエンドグラボ コスパ最強比較【2026年9月版】5万円以下を価格・性能でランキング

グラボ比較

「ゲーミングPCを組みたいけど、グラボにかけられる予算は5万円まで」
「安くても、ちゃんとゲームが快適に動くグラボを選びたい」

そんな人のために、予算5万円以下で買えるローエンド(エントリー)グラボのコスパを、実データ(価格はAmazon実売・2026年9月時点)で徹底比較しました。9月はこの帯に上位モデルが1枚降りてきて、選択肢が一段厚くなっています。

🐹 ハムのひとこと
こんにちは、ハム工房のハムです! グラボ選びって型番が多すぎて迷いますよね。しかも性能表示は「平均fps」が多いけど、fpsはゲームや設定で大きく変わるから比較しづらい…。そこでこの記事では、どのグラボも同じ条件で測れる定番ベンチマーク 「3DMark Time Spy」のスコアを性能の基準にしました。これなら公平に比べられます!


先に結論:5万円以下のコスパ最強グラボ3選

時間がない人のために、まず結論から。

  • 総合No.1:Intel Arc B570(10GB) … 約3.8万円でコスパ指数3,340。2か月連続でこの帯のトップです
  • 性能で選ぶなら:Intel Arc B580(12GB) … 約4.7万円。この帯で唯一VRAM 12GB、スコアも最上位
  • 今月の新顔:Radeon RX 7600(8GB) … 約4.4万円。先月までミドル帯にいた1枚が値下がりで降りてきました

2026年9月、この帯で起きたこと
8月は「Intel Arcの独壇場」でしたが、9月はRadeon RX 7600が60,400円から43,780円へ約27%値下がりしてこの帯に加わりました。Intel Arc勢を脅かす初めてのAMD勢です。一方でRX 6600は在庫切れになり、8月に買えた4.3万円のAMD選択肢がひとつ消えました。Arc B580も49,800円から46,511円へ下がっています。

「Intelのグラボってどうなの?」という人も多いと思うので、その点も含めて、データと一緒に詳しく解説していきます。


性能の基準について(なぜTime Spyスコアなのか)

このページの「ゲーム性能」は、定番ベンチマーク 3DMark Time Spy の Graphics スコア を採用しています。

  • 全GPUで同じテストを実行するので公平に比較できる
  • ゲームや設定によるブレが少なく、性能の相対比較に向いている
  • 数字(横バーの長さ)が大きいほど高性能です

注意:Time Spyは”合成ベンチマーク”です。実際のゲームのfpsはタイトルによって前後します。あくまで「性能の目安」としてご覧ください。


一覧表:5万円以下グラボ コスパ比較

項目名(GPU名・価格・コスパ指数など)をクリックすると並べ替えできます。初期表示は「コスパ指数の高い順」です。価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安です。

🐹 ハムのひとこと
「コスパ指数」は Time Spyスコア ÷ 価格(1万円) で計算。数字が大きいほどお得です。横バーが長いほど高性能ですよ。

広告(PR):表内の製品名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです。価格は2026年9月時点のAmazon実売目安です。

GPU名VRAM価格目安おすすめ度3DMark Time Spyコスパ指数
Arc B570 10GB 37,800円 ◎
12,627
3,340
Arc B580 12GB 46,511円 ◎
14,650
3,150
Arc A750 8GB 42,865円 〇
12,476
2,911
RX 7600 8GB 43,780円 〇
10,836
2,475
Arc A580 8GB 46,651円 〇
10,656
2,284
RX 6500 XT 4GB 32,742円 △
4,975
1,519
RTX 3050 6GB 38,182円 △
4,869
1,275
GTX 1650 4GB 33,000円 △
3,428
1,039
RX 6600 8GB 在庫切れ —
8,149
—

※おすすめ度:◎=とくにおすすめ/〇=おすすめ/△=条件次第(型落ち・割高なものを含む)
※価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安。RX 6600は9月時点で在庫切れです。価格は変動するため、リンク先で最新価格をご確認ください。


各GPUを詳しく解説

Intel Arc B570(10GB)― 2か月連続でコスパ指数トップ

Time Spy 12,627/約37,800円/コスパ指数 3,340

8月に続いて9月もこの帯のコスパ首位です。価格は37,800円で据え置き。3万円台でVRAM 10GB、スコア12,627という組み合わせは、この価格帯では他にありません。

フルHD(1920×1080)なら高画質設定でも多くのゲームが快適に動きます。WQHDも設定を落とせば射程に入ります。

注意点はResizable BAR(ReBAR)が実質必須なこと。マザーボード側でこの機能を有効にしないと本来の性能が出ません。比較的新しいマザーボードなら対応しています。

🐹 ハムのひとこと
2か月続けて1位というのは、それだけ価格が安定しているということでもあります。迷ったらこれで外しません。ReBARの設定だけ、BIOSで確認しておいてくださいね。

Intel Arc B580(12GB)― この帯で唯一のVRAM 12GB。9月は値下がり

Time Spy 14,650/約46,511円/コスパ指数 3,150

この帯で性能トップ、かつ唯一VRAM 12GBを積む1枚です。9月は49,800円から46,511円へ値下がりし、5万円の枠にさらに余裕を持って収まりました。

VRAM 12GBは、重いゲームのテクスチャ設定を上げたいときに効きます。予算が4.7万円まで出せるなら、B570より素直に上位互換です。

販売モデルによって価格差が大きいのは相変わらずで、今月も玄人志向版が最安でした。同じB580でも6万円を超えるモデルがあるので、購入前に価格を必ず確認してください。

Intel Arc A750(8GB)― 前世代ゆえの安さが効く

Time Spy 12,476/約42,865円/コスパ指数 2,911

前世代(Alchemist)のミドル機ですが、スコア12,476はB570とほぼ互角。価格は42,865円で8月から据え置きです。

B570(37,800円・スコア12,627)のほうが安くて速いので、今月あえてA750を選ぶ理由は薄いのが正直なところです。B570が品薄のときの代替として見てください。

Radeon RX 7600(8GB)― 今月ミドルから降りてきたAMD勢

Time Spy 10,836/約43,780円/コスパ指数 2,475

8月はミドルエンド帯(5万〜10万円)で紹介していた1枚です。60,400円から43,780円へ約27%値下がりしてこの帯に入ってきました。

フルHDなら十分な性能で、RX 6600が在庫切れになった今、この帯で唯一のまともなAMD選択肢です。FSR 3に対応し、ドライバの成熟度ではIntel Arcより安心という人もいるでしょう。

コスパ指数はArc勢に一歩譲りますが、「AMDで揃えたい」「Arcの相性問題を避けたい」なら本命になります。

🐹 ハムのひとこと
先月この記事で「RX 7600は8月の価格では割高」と書きましたが、1か月で1.7万円下がって評価が変わりました。値動きの大きい時期は、先月の結論をそのまま信じないほうがいいという良い例です。

Intel Arc A580(8GB)― もう一段安く抑えたいとき

Time Spy 10,656/約46,651円/コスパ指数 2,284

A750の下位モデルです。スコア10,656、価格46,651円。

9月は同じ4.6万円台でB580(スコア14,650)が買えてしまうので、正直このカードを選ぶ理由は見つけにくい月です。B580の在庫がないときの保険として見てください。

Radeon RX 6500 XT(4GB)― この帯でいちばん安い

Time Spy 4,975/約32,742円/コスパ指数 1,519

3.2万円とこの帯の最安です。ただしVRAMが4GBと少なく、PCIe接続も×4レーンに制限されるため、最新ゲームでは苦しい場面が出ます。

「とにかく安く映ればいい」「軽いゲームしかしない」という用途に限定されます。ゲーム目的なら、あと5,000円足してArc B570に行くほうが満足度は段違いです。

GeForce RTX 3050(6GB)― DLSSは魅力だが今も割高

Time Spy 4,869/約38,182円/コスパ指数 1,275

NVIDIAのDLSSが使えるのが唯一の武器です。9月は41,580円から38,182円へ下がりましたが、同じ3.8万円でArc B570(スコア12,627)が買えるという事実は変わりません。

スコア差は約2.6倍。NVIDIAでなければ困る理由(特定ソフトのCUDA対応など)がない限り、ゲーム目的では選びにくいです。

GeForce GTX 1650(4GB)― 補助電源なしで使える

Time Spy 3,428/約33,000円/コスパ指数 1,039

補助電源コネクタが不要で、古いPCや電源容量の小さいPCにも挿せるのが最大の利点です。消費電力も75Wと低く抑えられています。

性能はこの帯で最下位クラスなので、「電源を替えずにグラボだけ足したい」という目的がはっきりしている人向けです。

※スコアの訂正について:当サイトでは8月号でこのカードのTime Spyスコアを5,473としていましたが、出典(PC自由帳)を再確認したところ該当する値がありませんでした。デスクトップ版はGDDR6が3,710、GDDR5が3,428です。掲載品はGDDR5版のため、3,428を使っています。

Radeon RX 6600(8GB)― 9月は在庫切れ

Time Spy 8,149/在庫切れ(8月の参考価格 42,980円)

8月はこの帯のAMD代表でしたが、9月は在庫切れです。スコア8,149・VRAM 8GBで4.3万円なら十分選択肢でしたが、現時点では手に入りません。

AMDを希望するなら、今月はRX 7600(43,780円・スコア10,836)が上位互換として使えます。


今月の着眼点:2026年9月のローエンドはここを見る

8月から状況が動いたので、9月に押さえておきたい点を4つにまとめます。

① ゲーム用のAMDは実質「RX 7600だけ」になった

RX 6600が在庫切れになり、この帯でゲーム用に勧められるAMDはRX 7600の1枚だけになりました(RX 6500 XTは在庫がありますがVRAM 4GBで、用途がかなり限られます)。逆に言えば、AMDで組みたい人の選択は迷う余地がありません。Intel Arcに抵抗があるならRX 7600一択です。

② VRAM 4GBの2枚は用途を選ぶ

RX 6500 XTとGTX 1650はVRAM 4GBです。最新ゲームはテクスチャだけで4GBを使い切ることがあり、カクつきの原因になります。ゲーム目的なら8GB以上(B570以上)を強くおすすめします。

③ Intel Arcは「ReBAR前提」

Arc勢(B570・B580・A750・A580)はResizable BARを有効にしないと性能が出ません。マザーボードのBIOSで設定します。2020年以降のマザーボードならまず対応していますが、古いPCへの増設では要注意です。

④ 5万円以下は消費電力も低め

この帯の消費電力はおおむね75W〜225W。GTX 1650は補助電源不要、いちばん大きいArc A750でも225Wなので、550W電源があればまず足ります(→ 電源ユニットのコスパ比較)。電源を買い替えずに済むのはローエンドの隠れた利点です。

🐹 ハムのひとこと
今月は「B570を買って、予算が許せばB580」で9割の人は正解です。AMDがいいならRX 7600。ここだけ覚えて帰ってもらえれば大丈夫ですよ。


メーカーごとの特徴(2026年9月はIntelが強い月)

今月もコスパ上位3枚すべてがIntel Arcという結果でした。そこを踏まえて整理します。

メーカー2026年9月のこの帯での立ち位置注意点
Intel (Arc)コスパ1〜3位を独占。B570(3.8万円)・B580(12GB・4.7万円)・A750(4.3万円)が明確に強い。VRAMも多めReBARが実質必須。古いタイトルでの相性問題が出ることがある
AMD (RX)RX 7600が約27%値下がりして参入。ドライバの安定感とFSR 3が強みRX 6600が在庫切れ。ゲーム用は実質RX 7600のみ(RX 6500 XTは4GBで用途限定)
NVIDIA (RTX/GTX)DLSSと補助電源不要のGTX 1650が武器。ただし性能はこの帯で最下位クラス同じ価格でArcの2倍以上のスコアが買えてしまう

今月の結論:コスパで選ぶならIntel Arc、安定志向ならAMDのRX 7600、省電力や増設目的ならNVIDIAのGTX 1650です。


用途別おすすめまとめ

こんな人おすすめ
とにかくコスパ重視Intel Arc B570(10GB・約3.8万円)
予算5万円まで出せるIntel Arc B580(12GB・約4.7万円)
AMDで揃えたいRadeon RX 7600(8GB・約4.4万円)
VRAM 12GBが欲しいIntel Arc B580(9月はこの帯で唯一)
電源を替えずに増設したいGeForce GTX 1650(補助電源不要・75W)
とにかく最安Radeon RX 6500 XT(約3.3万円・ただし4GB)

予算を5万円以上に上げられるなら、RX 9060 XTなどWQHD向けの選択肢が出てきます(→ ミドルエンドのコスパ最強グラボ比較)。さらに上は ハイエンドのコスパ最強グラボ比較 をどうぞ。


よくある質問(FAQ)

Q. ローエンドグラボはいくらからいくらまでですか?
A. 当サイトでは5万円以下をローエンドとしています。価格で機械的に分けているので、値動きで帯が変わります。実際、9月はRX 7600が5万円を割ってこの帯に入ってきました。

Q. 結局いちばんコスパがいいのはどれですか?
A. Intel Arc B570(約3.8万円・コスパ指数3,340)です。Time Spyスコア÷価格で計算すると2か月連続の首位で、2位のB580(3,150)にも差をつけています。

Q. ローエンドでおすすめはどれですか?
A. 迷ったらArc B570、予算が4.7万円まで出せるならArc B580(VRAM 12GB)です。AMDがよければRX 7600。この3枚から選べばまず失敗しません。

Q. Intel Arcは本当に大丈夫ですか?
A. 最新ゲームでは十分実用的で、コスパは今月も最上位です。ただしResizable BARを有効にすることが前提で、古いタイトルでは相性問題が出る場合があります。不安ならRX 7600を選んでください。

Q. VRAM 4GBでもゲームはできますか?
A. 軽いゲームなら動きますが、最新のタイトルを高画質で遊ぶには足りません。テクスチャだけで4GBを使い切り、カクつきの原因になります。ゲーム目的なら8GB以上を選んでください。

Q. 電源は何Wあればいい?
A. この帯なら550Wあればまず足ります。GTX 1650は補助電源すら不要で、最も消費電力が大きいArc A750でも225Wです(Arc B580は190W)。

Q. 先月載っていたRX 6600はどこへ行きましたか?
A. 9月時点で在庫切れです。8月は42,980円で買えましたが、現在は入手できません。AMDを希望するならRX 7600が上位互換になります。


まとめ

2026年9月のローエンドグラボは、AMDのRX 7600が値下がりで加わり、RX 6600が在庫切れで抜けた月でした。

  • コスパ最強は Intel Arc B570(約3.8万円・コスパ指数3,340)。2か月連続の首位
  • 性能とVRAMを取るなら Intel Arc B580(12GB・約4.7万円)。9月は値下がりして買いやすく
  • AMD希望なら Radeon RX 7600(約4.4万円)。約27%値下がりしてミドルから降りてきた1枚
  • RX 6600は在庫切れ。8月に買えたAMDの選択肢がひとつ消えました
  • VRAM 4GBのRX 6500 XT・GTX 1650は、用途がはっきりしている人向けです

価格は毎月動きます。この記事は2026年9月11日時点のAmazon実売価格をもとにしています。


関連記事:自作PCパーツ コスパ比較シリーズ

データの出典・注記

  • 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年9月11日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
  • 性能:3DMark Time Spy の Graphics スコア。出典=PC自由帳
  • コスパ指数:Time Spyスコア ÷ 価格(1万円あたり)。数値が大きいほどお得です。
  • 在庫状況は調査時点のものです。在庫切れの製品は価格・コスパ指数を「—」と表記しています。
  • GTX 1650のTime Spyスコアは、8月号の5,473から3,428(GDDR5版)に訂正しました。
  • 訂正(2026年10月3日):GTX 1650のTime Spyスコアを3,710から3,428に、コスパ指数を1,124から1,039に直しました(掲載品はGDDR5版で、3,710はGDDR6版の値だったため)。

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