「ゲーミングPCを自作したいけど、結局どのパーツをどう組み合わせればいいの?」
「予算20万円で、WQHD(1440p)を快適に遊べる”ちょうどいい”構成が知りたい」
そんな人のために、2026年9月時点の最新パーツで組む、予算20万円のWQHD王道ゲーミングPC構成を1つにまとめました。価格はすべてAmazonの実売価格(2026年9月時点)で算出し、実際の合計は約16.6万円。なぜそのパーツなのかまで、ぜんぶ解説します。
🐹 ハムのひとこと
こんにちは、ハム工房のハムです! 自作PCは「パーツ選び」が9割。とはいえ、1個ずつ比較するのは大変ですよね。この記事では、各パーツのコスパ比較で勝ち残った”いいとこ取り”の構成を、丸ごと1台ぶんご用意しました。9月は主役のグラボが入れ替わっています。
まだ予算が決まっていない方へ:用途別のおすすめが一目で分かる 予算別ゲーミングPCの選び方(早見表) もどうぞ。
まず正直に:9月は主役のグラボを入れ替えました
8月のこの構成ではRadeon RX 7800 XT(76,800円)を主役にしていました。ところが9月、この製品は109,917円へ約43%値上がりし、ハイエンド帯(10万円以上)に移動してしまいました。
そのまま使うと合計が約22.0万円になり、20万円の枠を2万円近くオーバーしてしまいます。
そこで9月は、Radeon RX 9060 XT(56,364円)に差し替えました。8月は在庫切れで買えなかった1枚が復活し、いきなりミドル帯のコスパ首位に立った製品です。
| 8月の主役 | 9月の主役 | |
|---|---|---|
| 製品 | RX 7800 XT 16GB | RX 9060 XT 8GB |
| 価格 | 76,800円 | 56,364円 |
| Time Spy | 20,096 | 16,316 |
| コスパ指数 | 2,617 | 2,895 |
性能は約19%下がりますが、価格は20,436円安く、コスパ指数は上です。WQHDなら十分に主力を張れます。
🐹 ハムのひとこと
先月「今月いちばんの掘り出し物」と書いたカードが、1か月で3.3万円上がりました。相場が動く時期は、毎月ちゃんと見直すのが大事ですね。
先に結論:予算20万円のWQHD王道構成
時間がない人のために、まず完成形から。合計 約166,315円(Amazon実売・2026年9月11日調査)。
- CPU:Ryzen 5 5600 … 6コア12スレッド。WQHDはグラボ依存が大きいのでここは抑える。クーラー付属
- グラボ:Radeon RX 9060 XT 8GB … 9月のミドル帯コスパ首位。在庫切れから復活した1枚
- メモリ:DDR4-3200 16GB … DDR5 32GB(74,500円)との差額51,000円をグラボに回す判断
- SSD:WD Black SN7100 1TB … 9月に約13%値下がり。読込7,250MB/s
予算20万円に対して約3.4万円の余裕があります。この余裕の使い道は後半の「予算を上げ下げするには」で解説します。
パーツ構成表(予算20万円・WQHD王道/AM4・DDR4)
項目名をクリックすると並べ替えできます。価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安です。
広告(PR):表内のパーツ名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです(「付属」「合計」を除く)。価格は2026年9月時点のAmazon実売目安です。
| パーツ | 選んだ製品(型番) | 価格目安 | 役割・選定ポイント |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 5600 | 23,213円 | 6コア12スレッド。WQHDはGPU依存が大きいのでここは抑える |
| CPUクーラー | 付属(リテールクーラー) | 0円 | CPU標準付属のため追加購入なし |
| グラボ | Radeon RX 9060 XT 8GB | 56,364円 | 9月のミドル帯コスパ首位。8月は在庫切れだった1枚が復活 |
| マザーボード | ASRock B550M Pro RS(microATX) | 15,000円 | AM4のmicroATX。DDR4でメモリ代を節約しGPUに回す |
| メモリ | Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2) | 23,500円 | DDR5 32GB との差額51,000円をGPUに回す判断 |
| SSD | WD Black SN7100 1TB(Gen4) | 30,294円 | 9月に約13%値下がり。読込7,250MB/sでP3 Plusとの差が794円 |
| 電源 | MSI MAG A750GL(750W Gold) | 12,464円 | 750W Gold。PCIe 5.1対応で将来のGPU載せ替えにも対応 |
| PCケース | MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW | 5,480円 | ファン4基付きで9月も5,480円据え置き |
| 合計 | — | 約166,315円 | 予算20万円に対し33,685円の余裕 |
各パーツの選定理由
グラボ:Radeon RX 9060 XT 8GB ― 9月の主役
約56,364円/Time Spy 16,316/VRAM 8GB/コスパ指数 2,895
この構成のいちばんの見どころです。8月はミドル帯に名前だけあって買えなかった1枚でしたが、9月にGIGABYTE版の在庫が戻り、5.6万円でいきなりコスパ首位に立ちました。
スコア16,316は、価格が約1.8万円高いRTX 5060 Ti 8GB(15,560)を上回ります。WQHD(2560×1440)の標準〜高画質なら十分に主力を張れる性能です。RDNA4世代なのでFSR 4にも対応します。
弱点はVRAMが8GBであること。WQHDで重いゲームを最高画質+レイトレとなると心もとない場面がありますが、標準画質なら問題ありません。
詳しくはミドルエンドのコスパ最強グラボ比較で解説しています。
CPU:Ryzen 5 5600 ― AM4で組むゲーム鉄板
約23,213円/6コア12スレッド
WQHDではフレームレートの主役はグラボなので、CPUはここで抑えます。6コア12スレッドあれば、このクラスのグラボの性能を引き出すのに不足はありません。
CPUクーラーが標準付属するのも大きく、別売りクーラー代(3,791〜5,079円)が浮きます。
9月の注意点:8月に紹介した販売ページが在庫切れになったため、Amazon.co.jp限定版(23,213円・8月とほぼ同額)に差し替えています。
メモリ:DDR4-3200 16GB(8GB×2)― 差額51,000円をグラボに回す
約23,500円/16GB(8GB×2)
この構成の設計を決めている選択です。
DDR5メモリ コスパ比較のとおり、9月もメモリ高騰は止まっていません。DDR5-6000 32GBは74,500円で、DDR4-3200 16GB(23,500円)との差は51,000円。
さらにAM5マザー(25,131円)はAM4マザー(15,000円)より10,131円高いので、AM5に移行するだけで約6.1万円かかります。
WQHDゲーミングなら16GBで足りるため、9月はAM4のまま、その6.1万円をグラボと電源に回すのが合理的です。
なお、DDR4も8月の19,480円から23,500円へ約21%値上がりしています。
SSD:WD Black SN7100 1TB(Gen4)― 9月に約13%値下がり
約30,294円/読込 7,250MB/s
今月変更したパーツです。34,719円から30,294円へ約13%値下がりし、8月に使っていたCrucial P3 Plus(29,500円)との差が794円まで縮まりました。
794円差で読込速度が約45%速いので、今月はこちらを推します(どちらもDRAMレスのHMB方式です)。
マザーボード:ASRock B550M Pro RS(B550・microATX・DDR4)
約15,000円/AM4・microATX
DDR4が使えるAM4マザーです。8月の12,800円から15,000円へ約17%値上がりしましたが、AM5のB650M(25,131円)よりは10,131円安いままです。
PCIe 4.0対応なので、RX 9060 XTとSN7100の性能をきちんと引き出せます。
電源:MSI MAG A750GL(750W・80PLUS Gold・ATX3.1)
約12,464円/750W
9月も12,464円で据え置き。RX 9060 XT(150W)には十分すぎる容量ですが、将来グラボを載せ替えることを見越して750Wを選んでいます。
PCIe 5.1対応なので、最新の大型グラボにも対応します。
なお9月は、850WのCorsair RM850eが12,821円と、これより357円高いだけです。100W多く、規格は同じATX3.1なので、そちらを選ぶ手もあります(→ 電源ユニット コスパ比較)。
PCケース:MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW(ミドルタワー)
約5,480円/ファン4基付き/対応GPU 〜約330mm
9月も5,480円で据え置きです。PCケースは今月軒並み値上がり(+20〜48%)したので、据え置きだったこのケースは相対的に大きくお買い得になりました。
ファン4基付きで追加購入が不要です。
予算を上げ下げするには(調整の考え方)
予算20万円に対して約3.4万円の余裕があります。使い道の候補はこちらです。
- グラボを一段上げる … Radeon RX 7700 XT 12GB(76,938円)へ。+20,574円で合計約18.7万円。Time Spy 17,006・VRAM 12GBになり、WQHDで重いゲームを高画質・長時間遊ぶなら効きます
- NVIDIAにしたい … GeForce RTX 5060 Ti 8GB(74,800円)へ。+18,436円で合計約18.5万円。DLSS 4のフレーム生成が使えます
- 電源に余裕を … Corsair RM850e(12,821円)へ。+357円で850W・Gold・ATX3.1
- モニター代に回す … WQHD 180Hzが約2.9万円。この構成にはWQHDが最適です
- もっと安くしたい … グラボをIntel Arc B570(37,800円)へ=15万円構成(2026年9月版)へ。約2.0万円ダウン
- AM5で将来性を取りたい … 25万円構成(2026年9月版)へ。同じグラボでAM5+DDR5 32GBになります
🐹 ハムのひとこと
余った3.4万円、個人的にはモニターに回すのがおすすめです。WQHDモニターがないとこの構成の良さが活きませんからね。
自作前に知っておきたい注意点
- OSは別途必要:Windows 11のライセンス代(約1.5〜2万円)は上の合計に含まれていません
- モニターも別途:この構成にはWQHD(2560×1440)モニターが最適です
- DDR4とDDR5は互換性なし:AM4マザーにDDR5は挿さりません
- VRAM 8GBの割り切り:WQHD最高画質+レイトレでは足りない場面があります。VRAM重視なら上の「調整の考え方」でRX 7700 XT(12GB)へ
- ケースとグラボの長さ:RX 9060 XTは一般的なサイズですが、購入前にケースのGPU最大長(〜約330mm)を確認しておくと安心です
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年9月に20万円でWQHDゲーミングPCは組めますか?
A. 組めます。この記事の構成は合計約166,315円で、予算に約3.4万円の余裕があります。ただしOS(Windows 11)とモニターは別途必要です。
Q. 8月の構成から何が変わりましたか?
A. 主に3点です。①グラボをRX 7800 XTからRX 9060 XTに変更(RX 7800 XTが+43%でハイエンド帯に移動したため)、②SSDをWD Black SN7100に変更(-13%で価格差が794円に)、③Ryzen 5 5600をAmazon限定版SKUに差し替え(8月のページが在庫切れ)。
Q. なぜ最新のAM5ではなくAM4なのですか?
A. AM5に移行すると約6.1万円高くなるからです(DDR5 32GBとDDR4 16GBの差51,000円+マザーボードの差10,131円)。WQHDゲーミングでは16GBで足りるので、その6.1万円をグラボに回すほうが体感は良くなります。AM5の将来性が欲しい方は25万円構成をどうぞ。
Q. VRAM 8GBでWQHDは大丈夫ですか?
A. 標準〜高画質なら問題ありません。最高画質+レイトレで重いゲームとなると心もとない場面があります。VRAMを重視するならRX 7700 XT 12GB(76,938円)への変更をおすすめします(+20,574円)。
Q. RX 9060 XTとRTX 5060 Ti、どちらがいいですか?
A. コスパならRX 9060 XT(56,364円・コスパ指数2,895)、DLSS 4を使いたいならRTX 5060 Ti 8GB(74,800円・コスパ指数2,080)です。価格差は18,436円あります。
Q. 余った3.4万円は何に使うのがいいですか?
A. モニターがまだなら、まずWQHDモニター(約2.9万円)をおすすめします。すでにある場合はグラボをRX 7700 XT 12GB(+20,574円)に上げるのが順当です。
Q. 電源は750Wで足りますか?
A. 十分です。RX 9060 XTの消費電力は150Wなので、750Wはかなり余裕があります。将来ハイエンドGPUに載せ替えることも想定した容量です。
まとめ
2026年9月の20万円構成は、主役のグラボを入れ替えた月でした。
- 合計 約166,315円。予算20万円に対し約3.4万円の余裕があります
- グラボはRadeon RX 9060 XT(56,364円)。8月の在庫切れから復活してミドル帯のコスパ首位に
- 8月の主役RX 7800 XTは+43%でハイエンド帯へ移動したため、今月は採用を見送りました
- AM4+DDR4を継続。AM5に移行すると約6.1万円高くなります
- SSDをWD Black SN7100に変更。9月に約13%値下がりしました
- OS・モニターは別途必要です
価格は毎月動きます。この記事は2026年9月11日時点のAmazon実売価格をもとにしています。
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データの出典・注記
- 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年9月11日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- 合計金額:本文記載のパーツの単純合計です。OS・モニター・周辺機器・送料は含みません。
- 性能:グラボは3DMark Time Spy、CPUはPassMarkのスコアを参照しています。出典は各比較記事に記載。
- Ryzen 5 5600は8月に掲載した販売ページが在庫切れのため、Amazon.co.jp限定版に差し替えています。
- 訂正(2026年10月3日):電源 MSI MAG A750GL の規格を「ATX3.0・PCIe5.0」から「ATX3.1・PCIe 5.1」に直しました(Amazonの販売ページの表記)。あわせて Corsair RM850e との比較の言い回しも改めました。
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