「グラボに出せるのは5万円まで。それでもフルHDのゲームはちゃんと快適に遊びたい」
「グラボが値上がりしていると聞くけど、5万円以下だと今はどれがお得なの?」
この記事では、5万円以下で買えるローエンド(エントリー)グラボ8枚を、Amazonの実売価格(2026年10月1日調査)と定番ベンチマークのスコアで並べ直しました。
🐹 ハムのひとこと
ハム工房のハムです! 10月の5万円以下は、スコア上位のArc B580が5万円を超えて抜け、代わりにNVIDIAのRTX 5050が入ってきました。GTX 1650が値下がりして最安になるなど、細かい動きも多い月です。物差しは今月も「3DMark Time Spy」のスコアです。
- 先に結論:2026年10月の5万円以下コスパ最強グラボ3選
- 性能の基準について(なぜTime Spyスコアなのか)
- 一覧表:5万円以下グラボ コスパ比較
- 各GPUを詳しく解説
- Intel Arc B570(10GB)― 価格据え置きで首位キープ。スコアもこの帯の1位に
- Intel Arc A750(8GB)― Sparkle版に替えて2位に。スコアはB570並みでも7,000円高い
- Radeon RX 7600(8GB)― XFX版で4万円を切り、AMDの本命に
- Intel Arc A580(8GB)― 同じ販売ページで3,311円の値下がり。それでもRX 7600に一歩届かない
- GeForce RTX 5050(8GB)― Palit版に替えて5万円を切り、ミドル帯から移動
- Radeon RX 6500 XT(4GB)― 価格は据え置き。最安の座はGTX 1650へ
- GeForce RTX 3050(6GB)― GIGABYTE版に替えて掲載。補助電源なしで挿せるのが強み
- GeForce GTX 1650(4GB)― 同じ販売ページで値下がりし、この帯の最安に
- 9月までこの帯にいた2枚 ― 10月はミドル帯へ
- 今月の着眼点:2026年10月のローエンドはここを見る
- メーカーごとの特徴(2026年10月はIntelが強い月)
- 用途別おすすめまとめ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 関連記事:自作PCパーツ コスパ比較シリーズ
先に結論:2026年10月の5万円以下コスパ最強グラボ3選
急いでいる人向けに、結論を先にまとめます(価格はAmazon実売・2026年10月1日調査)。
- 総合No.1:Intel Arc B570(10GB) … 約3.8万円・コスパ指数3,340。価格は9月と同じ37,800円で、10月もこの帯の首位。B580が抜けたので、スコア12,627もこの帯のトップになりました
- AMDで選ぶなら:Radeon RX 7600(8GB) … 約4.0万円。XFXの販売モデルに替えて39,800円で掲載しています。B570との差は2,000円です
- GeForceで選ぶなら:GeForce RTX 5050(8GB) … 約5.0万円。ミドル帯から移ってきた1枚で、この帯でDLSSのフレーム生成が使える唯一のカードです
コスパ2位のIntel Arc A750(◎・44,800円)は、B570より7,000円高くスコアはわずかに下なので、B570が手に入らないときの控えとして見てください。
2026年10月、この帯で起きたこと
Arc B580は同じ販売ページの値上がりで5万円を超え、ミドル帯へ移りました。9月は在庫切れのまま載せていたRX 6600も、10月は5万円を超える別の販売モデルに替えたため、ミドル帯で扱います。入れ替わりでRTX 5050が加わったのは、5万円を切る別の販売モデルに替えた結果で、値下がりではありません。ほかにArc A750・RX 7600・RTX 3050も、別の販売モデルで載せています。
同じ販売ページのまま値下がりしたのは、Arc A580(-7.1%)とGTX 1650(-9.2%)の2枚です。
このあと、Time Spyを物差しにする理由を確認してから、表の順位どおりに1枚ずつ見ていきます。
性能の基準について(なぜTime Spyスコアなのか)
このページの「ゲーム性能」は、定番ベンチマーク 3DMark Time Spy の Graphics スコアを採用しています。
- 全GPUで同じテストを実行するので公平に比較できる
- ゲームや設定によるブレが少なく、性能の相対比較に向いている
- 数字(横バーの長さ)が大きいほど高性能です
注意:Time Spyは”合成ベンチマーク”です。実際のゲームのfpsはタイトルによって前後します。あくまで「性能の目安」としてご覧ください。
一覧表:5万円以下グラボ コスパ比較
表の見出し(GPU名・価格・コスパ指数など)をクリックすると並べ替えられます。最初は「コスパ指数の高い順」に並んでいます。
🐹 ハムのひとこと
「コスパ指数」はTime Spyスコアを価格(1万円単位)で割った数字で、大きいほど1万円あたりの性能が高いということです。
広告(PR):表内の製品名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです。価格は2026年10月1日時点のAmazon実売目安です。
| GPU名 | VRAM | 価格目安 | おすすめ度 | 3DMark Time Spy | コスパ指数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Arc B570 | 10GB | 37,800円 | ◎ | 12,627 |
3,340 |
| Arc A750 | 8GB | 44,800円 | ◎ | 12,476 |
2,785 |
| RX 7600 | 8GB | 39,800円 | 〇 | 10,836 |
2,723 |
| Arc A580 | 8GB | 43,340円 | 〇 | 10,656 |
2,459 |
| RTX 5050 | 8GB | 49,980円 | 〇 | 10,253 |
2,051 |
| RX 6500 XT | 4GB | 32,742円 | △ | 4,975 |
1,519 |
| RTX 3050 | 6GB | 39,800円 | △ | 4,869 |
1,223 |
| GTX 1650 | 4GB | 29,980円 | △ | 3,428 |
1,143 |
※おすすめ度:◎=とくにおすすめ/〇=おすすめ/△=条件次第(型落ち・割高なものを含む)
※価格はAmazon実売(2026年10月1日時点)の目安。Arc A750・RX 7600・GTX 1650は在庫の少ない出品、Arc B570は「通常2〜3日以内」、RX 6500 XTは「通常4〜5日以内」に発送する出品でした。価格や在庫は変動するため、リンク先で最新の情報をご確認ください。
各GPUを詳しく解説
Intel Arc B570(10GB)― 価格据え置きで首位キープ。スコアもこの帯の1位に
| コスパ順位 | 8製品中1位 |
|---|---|
| VRAM | 10GB |
| 価格目安 | 37,800円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | ◎ |
| 3DMark Time Spy | 12,627 |
| コスパ指数 | 3,340 |
9月に続いて10月もコスパ首位です。価格は9月から動いておらず、9月の販売ページが大きく値上がりした製品もあるなかで、ぶれずにトップを守りました。
10月は上位のB580がミドル帯へ移ったため、「1万円あたりの性能がいちばん高い1枚」と「いちばん高性能な1枚」が同じカードになりました。
VRAMは10GB(GDDR6・160bit)で、比較表で8GBを超えるのはB570だけです。消費電力はIntel公表のTBPで150Wです。
世代はXe2(Battlemage)で、Intelのアップスケーラ XeSS(超解像やフレーム生成)に対応しています。古いPCに増設するときは、マザーボードが対応しているかをメーカー公表の動作条件でご確認ください。
🐹 ハムのひとこと
5万円以下で迷ったら、まずはこの1枚から検討してみてください。
Intel Arc A750(8GB)― Sparkle版に替えて2位に。スコアはB570並みでも7,000円高い
| コスパ順位 | 8製品中2位 |
|---|---|
| VRAM | 8GB |
| 価格目安 | 44,800円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | ◎ |
| 3DMark Time Spy | 12,476 |
| コスパ指数 | 2,785 |
9月に載せていた販売ページは、10月の調査で42,865円から49,918円へ16.5%値上がりしていました。そこで10月は、Sparkle Intel Arc A750 OC(TITAN)(44,800円)に掲載を替えています。ショップ(第三者)が販売し、Amazonが発送する出品です。
9月の掲載価格との差(+1,935円)は別の商品どうしを比べたもので、同じ商品の値上がり幅ではありません。9月の販売ページのまま載せるより、5,118円安く抑えられています。10月1日時点では在庫の少ない出品だったので、買う前にリンク先で確かめてください。
順位は9月の3位から2位に上がりましたが、これは上にいたB580がミドル帯へ移ったためです。スコアはB570とほぼ互角で、おすすめ度は◎にしています。
ただ正直に言うと、B570のほうが7,000円安く、スコアも151ポイント上です。A750はひとつ前の世代のXe HPG(Alchemist)で、消費電力もTBP 225WとB570(150W)より大きめです。
B570が品切れのときの代わり、という見方がいちばんしっくりきます。
Radeon RX 7600(8GB)― XFX版で4万円を切り、AMDの本命に
| コスパ順位 | 8製品中3位 |
|---|---|
| VRAM | 8GB |
| 価格目安 | 39,800円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| 3DMark Time Spy | 10,836 |
| コスパ指数 | 2,723 |
9月に載せていた販売ページは、10月の調査で59,200円(同じ商品で+35.2%)まで上がっていました。
そこで10月は、XFX SPEEDSTER SWFT210 Radeon RX 7600 Core Edition(出品:XFX正規代理店のゴッパ合同会社)に替えて、39,800円で載せています。同じ商品が値下がりしたのではなく、安い販売モデルに替えた結果です。10月1日時点では在庫の少ない出品でした。
順位は9月の4位から3位に上がりました。2位のA750とはコスパ指数で62ポイント差です。A750より5,000円安いかわりに、スコアは約13%低くなります。
B570との差は2,000円で、スコアはB570が約17%上。それでも、Intel Arcに不安がある人、AMDで揃えたい人にとっては今月の本命です。
機能面では、2026年6月の FSR Upscaling 4.1.1 で、RX 7000シリーズもAMDの機械学習(ML)版の超解像に対応しました。
MLを使うフレーム生成(FSR “Redstone”)はRX 9000シリーズだけの機能ですが、従来のFSR 3のフレーム生成は使えます。消費電力はAMD公表のTypical Board Powerで165Wです。
🐹 ハムのひとこと
同じRX 7600でも、販売モデルで2万円近く違うことがあります。買うときは型番(Core Edition)まで見てくださいね。
Intel Arc A580(8GB)― 同じ販売ページで3,311円の値下がり。それでもRX 7600に一歩届かない
| コスパ順位 | 8製品中4位 |
|---|---|
| VRAM | 8GB |
| 価格目安 | 43,340円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| 3DMark Time Spy | 10,656 |
| コスパ指数 | 2,459 |
9月の46,651円から3,311円(-7.1%)下がり、43,340円になりました。販売ページは9月と同じなので、同じ商品の値下がりです。順位は9月の5位から4位に上がりましたが、これはB580が抜けて繰り上がった形です。
それでも悩ましい位置なのは変わりません。3,540円安いRX 7600のほうがスコアでもわずかに上で、反対に1,460円足せばA750に届き、スコアは約17%上がります。
世代はA750と同じXe HPG(Alchemist)で、TBPは185W。A750やRX 7600の在庫が切れたときの控えとして見てください。
GeForce RTX 5050(8GB)― Palit版に替えて5万円を切り、ミドル帯から移動
| コスパ順位 | 8製品中5位 |
|---|---|
| VRAM | 8GB |
| 価格目安 | 49,980円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| 3DMark Time Spy | 10,253 |
| コスパ指数 | 2,051 |
9月はミドル帯(5万〜10万円)で紹介していた1枚です。9月に載せていた販売ページは10月も54,800円で変わっていませんが、今回はPalit GeForce RTX5050 StormX 8G(ショップ(第三者)の出品)に掲載を替えました。
値下がりではなく、5万円を切る別の販売モデルに替えたことで、ローエンド帯に入っています。5万円までの残りは、わずか20円です。
RX 7600のほうが10,180円安く、スコアも約6%上なので、コスパ指数だけで見れば分は悪いです。
それでも選ぶ理由になるのが、DLSSが一通りそろっていること。超解像・レイ再構成に加えて、フレーム生成と、RTX 50シリーズだけのマルチフレーム生成が使えます。この帯でDLSSのフレーム生成に対応するのはRTX 5050だけです。
世代はBlackwell、メモリは8GB GDDR6(128bit)、消費電力はTGP 130Wです。
🐹 ハムのひとこと
「GeForceじゃないと落ち着かない」という人にとって、5万円以下でRTX 50シリーズが選べるのは10月の大きな変化です。ただしコスパ指数はB570の6割ほど。そこは割り切って選んでくださいね。
Radeon RX 6500 XT(4GB)― 価格は据え置き。最安の座はGTX 1650へ
| コスパ順位 | 8製品中6位 |
|---|---|
| VRAM | 4GB |
| 価格目安 | 32,742円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| 3DMark Time Spy | 4,975 |
| コスパ指数 | 1,519 |
9月と同じ32,742円です。9月は比較表でいちばん安いカードでしたが、10月は値下がりしたGTX 1650(29,980円)に最安を譲りました。順位は、B580が抜けてRTX 5050が入ったため、9月と同じ6位です。
弱点は、VRAMが4GB・メモリバスが64bitと細いこと。AMD公式の仕様では、AV1のデコードと、H.264/HEVCのエンコードにも対応していません。ゲーム配信や録画をしたい人には向かないカードです。
アップスケーラはFSR 3(超解像とフレーム生成)まで使えますが、ML版の超解像は、RX 6000シリーズへの対応が2027年の予定です。
用途は「画面が映ればいい」「軽いゲームだけ」に絞られます。5,058円足せばB570に届き、スコアは約2.5倍です。
GeForce RTX 3050(6GB)― GIGABYTE版に替えて掲載。補助電源なしで挿せるのが強み
| コスパ順位 | 8製品中7位 |
|---|---|
| VRAM | 6GB |
| 価格目安 | 39,800円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| 3DMark Time Spy | 4,869 |
| コスパ指数 | 1,223 |
9月に載せていた販売ページは、10月1日の調査では中古の出品しかありませんでした。
そこで10月は、Amazon.co.jpが販売するGIGABYTE GeForce RTX 3050 6GB(GV-N3050WF2OCV2-6GD)に替えて、39,800円で載せています。
9月の掲載価格より1,618円高いのは、別の販売モデルに替えた差で、同じ商品の値上がりではありません。
6GB版のRTX 3050は、NVIDIA公式の仕様で消費電力70W・補助電源なし、推奨電源は300Wです。掲載のGIGABYTE版もメーカー公式で同じ条件(必要電源容量300W)で、カード長は191mmです。
電源を買い替えずにグラボを足したい人には、今月いちばん現実的な選択肢になります。
DLSSは超解像・レイ再構成まで使えますが、フレーム生成はRTX 40以降の機能なので使えません。
性能はこの帯の下のほうです。2,000円安いB570はスコアが約2.6倍、同じ39,800円のRX 7600でも約2.2倍あります。電源の条件が許すなら、B570を選んだほうが満足度はずっと高いはずです。
GeForce GTX 1650(4GB)― 同じ販売ページで値下がりし、この帯の最安に
| コスパ順位 | 8製品中8位 |
|---|---|
| VRAM | 4GB |
| 価格目安 | 29,980円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| 3DMark Time Spy | 3,428 |
| コスパ指数 | 1,143 |
9月の33,000円から3,020円(-9.2%)下がり、29,980円になりました。販売ページは9月と同じで、比較表でいちばん安いカードになっています。
掲載しているのは玄人志向のGF-GTX1650-E4GB/OC/DF(メモリはGDDR5版)で、スコアもGDDR5版の値を使っています。
世代はTuring(GTX 16シリーズ)で、RTコア・Tensorコアを持たないため、DLSSには対応していません。消費電力はNVIDIA公式で75W、推奨電源は300W。補助電源の有無は、メーカー公表値をご確認ください。
正直なところ、2,762円足せばRX 6500 XTでスコアが約45%上、7,820円足せばB570でスコアは約3.7倍です。
安くなったとはいえ、今月GTX 1650を選ぶ理由はかなり限られます。
9月までこの帯にいた2枚 ― 10月はミドル帯へ
- Intel Arc B580:9月は46,511円で、この帯のスコアトップでした。10月は同じ販売ページが50,303円(+3,792円・+8.2%)に上がって5万円を超えたため、ミドル帯(5万〜10万円)で紹介しています。VRAM 12GB・TBP 190Wの上位モデルです
- Radeon RX 6600:9月は在庫切れのまま載せていました。9月の販売ページは10月も在庫切れ(または中古のみ)で、5万円を超える別の販売モデルに替えたため、ミドル帯に移しています
2枚の今の価格と順位は、ミドルエンドのコスパ最強グラボ比較で確認できます。
今月の着眼点:2026年10月のローエンドはここを見る
10月は、帯の出入りと販売モデルの入れ替えが一度に起きました。買う前に押さえておきたい点を4つに絞ります。
① 5万円の線をまたいで、3枚が入れ替わった
Arc B580とRX 6600がミドル帯へ移り、反対にRTX 5050がミドル帯から入ってきました。当サイトは価格だけで帯を分けているので、B580のように数千円の値上がりでも帯が変わります。
7月発売のRX 9050(8GB)も5万円の線の近くにいますが、当サイトが載せている販売モデルは10月1日時点で5万円をわずかに超えたため、9月と同じくミドル帯の記事で扱っています。予算がちょうど5万円前後の人は、ミドルエンドの比較も一緒に見ると選び漏れがありません。
② 9月より安い4枚のうち、2枚は販売モデルを替えた差
9月の掲載価格より安くなったのは、RX 7600・RTX 5050・A580・GTX 1650の4枚です。このうちRX 7600とRTX 5050は別の販売モデルに替えた差で、9月の販売ページのままなら、RX 7600は大きく値上がりし、RTX 5050は9月と同じ価格でした。
同じ販売ページで値下がりしたのは、A580とGTX 1650の2枚だけです。なお、A750とRTX 3050も別の販売モデルで載せていて、こちらは9月の掲載価格より高くなっています。
同じGPUでもメーカーや販売モデルで数千円〜2万円近く違うので、リンク先の型番まで確認してから買ってください。
③ VRAMが8GBを超えるのはB570だけ
B580が抜けたことで、比較表でVRAMが8GBより多いのはArc B570(10GB)の1枚だけになりました。残りは8GBが4枚、RTX 3050が6GB、RX 6500 XTとGTX 1650が4GBです。
重いゲームでテクスチャの設定を上げたいなら、B570の10GBはそれだけで選ぶ理由になります。4GBの2枚は、最新のゲームを遊ぶには余裕がありません。
④ 電源:今の電源のまま挿しやすいのは補助電源なしのRTX 3050
各社公式の消費電力で見ると、この帯のカードは70W(RTX 3050)〜225W(Arc A750)の範囲です。今の電源のまま増設したい人に関係する数字をまとめると、次のとおりです。
- RTX 3050(6GB):70W・補助電源なし・NVIDIA公式の推奨電源300W
- GTX 1650:75W・NVIDIA公式の推奨電源300W
- RTX 5050:130W・NVIDIA公式の推奨電源550W
Arcの各モデルとRX 7600・RX 6500 XTの推奨電源は、買うモデルのメーカー公表値をご確認ください(→ 電源ユニットのコスパ比較)。
🐹 ハムのひとこと
10月のまとめは「迷ったらB570、AMDならRX 7600、GeForceならRTX 5050」。電源をそのまま使いたいならRTX 3050です。
メーカーごとの特徴(2026年10月はIntelが強い月)
10月もコスパ1位・2位はIntel Arcでした。NVIDIAにはミドル帯からRTX 5050が加わり、AMDはRX 7600が販売モデルを替えて3位に入っています。
| メーカー | 2026年10月のこの帯での立ち位置 | 注意点 |
|---|---|---|
| Intel (Arc) | B570が価格据え置きで首位。B580が抜けてスコアもB570がトップになり、VRAM 10GBもこの帯で唯一。上位4枚のうち3枚(B570・A750・A580)がArc | 古いPCへの増設は動作条件を確認。A750は在庫の少ない出品(10月1日時点)。A580は値下がりしてもRX 7600より3,540円高く、スコアはわずかに下 |
| AMD (RX) | RX 7600がXFX版で39,800円になり3位。RX 6500 XTは価格据え置き | RX 6500 XTは4GBで、AV1のデコードにも非対応。RX 9050は5万円をわずかに超え、ミドル帯で掲載 |
| NVIDIA (RTX/GTX) | RTX 5050がミドル帯から移り、DLSSのフレーム生成が使える唯一のカードに。GTX 1650は値下がりしてこの帯の最安 | RTX 5050はRX 7600より10,180円高い。RTX 3050はB570より2,000円高い。GTX 1650はDLSS非対応 |
用途別おすすめまとめ
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| とにかくコスパ重視 | Intel Arc B570(10GB・約3.8万円) |
| VRAMを少しでも多く | Intel Arc B570(10月はこの帯で唯一の10GB) |
| B570が品切れのとき | Intel Arc A750(8GB・約4.5万円・スコアはB570とほぼ同じ) |
| AMDで揃えたい | Radeon RX 7600(XFX Core Edition・約4.0万円) |
| GeForceで選びたい | GeForce RTX 5050(Palit StormX・約5.0万円) |
| 電源を替えずに増設したい | GeForce RTX 3050 6GB(補助電源なし・70W・約4.0万円) |
| 3万円台前半で少しでも性能を | Radeon RX 6500 XT(約3.3万円・GTX 1650よりスコア約45%上・ただし4GB) |
| とにかく最安 | GeForce GTX 1650(約3.0万円・ただし4GB・DLSS非対応) |
予算を5万円より上に広げられるなら、Arc B580やRX 9060 XTなどが候補に入ります(→ ミドルエンドのコスパ最強グラボ比較)。さらに上はハイエンドのコスパ最強グラボ比較をどうぞ。
よくある質問(FAQ)
- Q予算5万円以内なら、結局どのグラボを買えばいいですか?
- A
迷ったらIntel Arc B570(37,800円)です。10月はコスパ指数3,340で首位、スコア12,627もこの帯の1位で、VRAMは10GBあります。
AMDがよければRX 7600、GeForceがよければRTX 5050がおすすめです。今の電源のまま挿したいなら、補助電源なしのRTX 3050 6GBが候補です。
- QArc B570やB580は中古で買ってもいいですか?
- A
安さは魅力ですが、中古はメーカー保証が基本的に受けられないと考えてください。Intelは中古品の保証に応じないと公式に明記していて、SPARKLEの国内代理店アユートの規定でも、中古で販売された製品に保証は発生しないとしています。
中古を選ぶなら、中古ショップ独自の保証期間で選ぶのが現実的です。新品のB570は10月も37,800円なので、価格差と保証の有無を比べて決めてください。
- QArc B580は今いくらですか? ローエンドの表から消えたのはなぜ?
- A
2026年10月1日の調査で50,303円です。9月の46,511円から3,792円(+8.2%)上がって5万円を超えたため、10月からミドル帯の記事で紹介しています。
スコア14,650はB570(12,627)より約16%上です。今の順位はミドルエンドのコスパ最強グラボ比較をご覧ください。
- Qロープロファイルで最強のグラボはどれですか?
- A
2026年9月時点で、国内で買えるゲーム向けのロープロファイル製品でいちばん上のGPUはGeForce RTX 5060です(GIGABYTE GV-N5060OC-8GL、ASUS RTX5060-O8G-LP-BRK、ZOTAC ZT-B50600L-10L)。
ただしどれも補助電源(8ピン)が必要なので、スリムPCに挿すなら、電源の容量とコネクタを先に確認してください。
RTX 5060はこの記事の5万円以下の表には入っておらず、ロープロファイル版のAmazonでの価格・在庫は当サイトでは確認できていないため、価格は載せていません。
- Qグラボの価格高騰はいつまで続きますか?
- A
公式な見通しは出ていないので、「いつ終わる」とは言えません。ここまでの流れを日付順に並べると、次のとおりです。
- 2026年7月末:アキバで全メーカー・全グレードに購入制限がかかり、日本でもRTX 50シリーズが数日で2〜3万円値上がり(ITmedia 8月1日、AUTOMATON 7月28日)。NVIDIAの公式な値上げ発表はなく、メモリなど半導体の高騰が背景という分析です
- 8月中旬〜下旬:GIGABYTE・MSI・ASUS JAPANがメーカー単位で従来比2〜3割の値上げ(ITmedia 8月15日・8月22日)
- 9月上旬:「少しずつ落ち着きを取り戻してきている」(ITmedia 9月5日ごろ)。値上げ後の価格が定着した形です
- 9月17日:AMDが第4四半期にGPUなどの価格を約10%上げると取引先に通知した、と報じられました(GAZLOG・博板堂の報道。AMDの公式発表はありません)
- 9月23日:GDDR7メモリの供給事情で、RTX 50 SUPERは保留のままと報じられています(GAZLOG)
年内に下がると言える材料は見当たりません。10月は当サイトの掲載品でも、9月号より値下がりした製品(RTX 4060 Ti 8GBなど)と値上がりした製品(RX 7900 XTXなど)が混在しています。
この5万円以下の帯では、同じ販売ページで値下がりしたのはArc A580とGTX 1650の2枚でした。
- QRTX 5050などRTX 50シリーズのドライバは安定していますか?
- A
「安定している」とは言い切れません。2026年も、数か月ごとに「新しいドライバで不具合 → Hotfix(修正版)→ 次の正式版で統合」という流れが続いています(3月・6月・7月・8〜9月)。
9月22日に公開された617.14 WHQLでも、画面の暗転やちらつきの報告が続いています(ユーザー報告ベース、GAZLOG 9月下旬)。ただし、多くの不具合はRTX 30/40シリーズでも起きていて、RTX 50だけの問題ではありません。
まとめ
2026年10月のローエンドグラボは、5万円の線をはさんで顔ぶれが入れ替わった月でした。Arc B580とRX 6600がミドル帯へ移り、RTX 5050がミドル帯から入っています。
- コスパ最強は Intel Arc B570(約3.8万円・コスパ指数3,340)。価格据え置きで首位を守り、スコアとVRAM(10GB)もこの帯のトップ
- 2位は Intel Arc A750(約4.5万円)。Sparkle版に替えて掲載。在庫の少ない出品でした(10月1日時点)
- AMDなら Radeon RX 7600(約4.0万円)。XFXの販売モデルに替えて4万円を切りました
- GeForceなら RTX 5050(約5.0万円)。この帯で唯一、DLSSのフレーム生成・マルチフレーム生成が使えます
- 同じ販売ページで値下がりしたのはArc A580(-7.1%)とGTX 1650(-9.2%)。GTX 1650は29,980円でこの帯の最安になりました
- RX 7600とRTX 5050が9月より安いのは、販売モデルを替えた差です
10月は販売モデルの入れ替えが多かったので、買う前にリンク先の型番と価格を確かめてください。この記事は2026年10月1日時点のAmazon実売価格をもとにしています。
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データの出典・注記
- 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年10月1日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- 性能:3DMark Time Spy の Graphics スコア。出典=PC自由帳
- コスパ指数:Time Spyスコア ÷ 価格(1万円あたり)。数値が大きいほどお得です。
- 在庫状況は調査時点のものです。
- GTX 1650は、掲載品(GDDR5版)のスコアを使っています。
- 消費電力・推奨電源・対応機能は、NVIDIA・AMD・Intelの公式仕様によります(RTX 3050の掲載品の必要電源容量・カード長は、GIGABYTEの公式仕様)。
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本記事にはAmazonアソシエイトの広告リンクが含まれます。Amazonのアソシエイトとして、ハム工房は適格販売により収入を得ています。
リンク経由で購入されると当サイトに紹介料が入りますが、紹介料の有無で順位や評価を変えることはありません。順位はすべて公開データ(Time Spyスコアと実売価格)の計算結果です。

