「ゲームも動画編集も妥協したくない。でも10万円近いCPUを買う前に、本当にその値段の価値があるのか確かめたい」
この記事では、予算5万円前後から上のハイエンドCPU 10製品を、Amazonの実売価格(2026年10月1日調査)とPassMarkのスコアで比べます。
🐹 ハムのひとこと
ハム工房のハムです! 10月のいちばんのニュースは、上位モデル並みのスコアを出す270K Plusが59,480円で買えること。今月も定番ベンチ「PassMark」を物差しにしつつ、ゲーム目的の人がどれを選べばいいかもはっきり書きます!
- 先に結論:2026年10月のハイエンドCPUの選び方
- 最重要:X3Dのゲーム性能は、PassMarkの順位には出てこない
- 性能の基準について(なぜPassMarkなのか)
- 一覧表:ハイエンドCPU コスパ比較
- 各CPUを詳しく解説
- Core Ultra 7 270K Plus(24コア)― 6万円を切る新顔が、いきなりコスパ首位
- Core Ultra 7 265K(20コア)― 首位は譲ったが、表でいちばん安い作業向け
- Ryzen 9 9900X(12コア)― 新顔に押されて3位、価格も6,003円上昇。AM5で長く使うなら
- Core i7-14700K(20コア)― 価格はほぼ横ばい。DDR4を使い回したい人向け
- Ryzen 9 9950X(16コア)― 1,240円下がったが、270K Plusの登場で立場が苦しく
- Ryzen 7 9800X3D(8コア)― 57,630円で9月と同じ。ゲーム目的なら今月も本命
- Core Ultra 9 285K(24コア)― 2,185円下がっても、270K Plusには届かない
- Ryzen 7 7800X3D(8コア)― 800円下がって54,000円。9800X3Dとの差は3,630円に
- Ryzen 9 9950X3D(16コア)― 9,055円の値上がりで11万円台に
- Ryzen 7 9850X3D(8コア)― 新顔のX3D。9800X3Dより18,538円高い
- 今月の着眼点:2026年10月のハイエンドCPUはここを見る
- メーカーごとの特徴(2026年10月はIntelが強い月)
- 用途別おすすめまとめ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 関連記事:自作PCパーツ コスパ比較シリーズ
先に結論:2026年10月のハイエンドCPUの選び方
結論だけ知りたい人向けに、3つに絞って先に並べます(価格はAmazon実売・2026年10月1日調査)。
- マルチコスパNo.1:Core Ultra 7 270K Plus … 59,480円でPassMark 68,411。今月からの新顔で、Core Ultra 9 285Kより37,553円安いのにスコアは上。コスパ指数11,502で首位です
- とにかく安く作業性能を:Core Ultra 7 265K … 53,979円で、10製品の中でいちばん安い1個。9月から1,281円上がり、首位も270K Plusに譲って2位になりました
- ゲーム中心なら:Ryzen 7 9800X3D … 57,630円で9月から据え置き。PassMark基準の表では△ですが、ゲーム目的なら今月も本命です
2026年10月、この帯で起きたこと
270K Plusが首位に入ったぶん、9月首位の265Kをはじめ、9月に1〜6位だった6製品が順位を1つずつ下げました(7800X3Dは8位のまま)。金額でいちばん大きく上がったのはRyzen 9 9950X3Dの9,055円(8.7%)で、7位から9位へ。率ではRyzen 9 9900Xの9.5%(6,003円)がいちばん大きく、265Kも1,281円上がりました。
9800X3Dは9月と同じ価格で、7800X3Dは800円下がりました。もう1つの新顔Ryzen 7 9850X3Dは76,168円で、10位からのスタートです。
最重要:X3Dのゲーム性能は、PassMarkの順位には出てこない
表を見る前に、1つだけ押さえてください。このページで使うPassMarkのスコアはマルチコアを含む総合的な処理能力の目安で、ゲームのフレームレートを直接表す数字ではありません。
10月の表には、Ryzen 7 9800X3D・9850X3D・7800X3D、Ryzen 9 9950X3Dと、3D V-Cacheを積んだ「X3D」が4つ並んでいます。
大容量のL3キャッシュ(8コアの3製品は96MB、9950X3Dは128MB)がゲームで効くタイプですが、総合ベンチにはその強みがほとんど表れません。そのため4つとも表では6位以下、おすすめ度は△になっています。
- ゲームが中心の人 → X3Dから選ぶ。表の順位や△は気にしなくて大丈夫です
- 動画編集・配信・3DCGなど作業が中心の人 → PassMarkとコスパ指数の高いCore Ultra 7やRyzen 9から選ぶ
🐹 ハムのひとこと
ゲーム目的の人は、表の△よりこのあとの各CPUの解説を読んで決めてくださいね。
性能の基準について(なぜPassMarkなのか)
このページの「性能」は、定番ベンチマーク PassMark CPU Mark を採用しています。
- 全CPUで同じテストを実行するので公平に比較できる
- マルチコア性能を含む総合的な処理能力を表します
- 数字(横バーの長さ)が大きいほど高性能です
注意:上で説明したとおり、ゲーム性能はPassMarkでは測れません。ゲーム目的の方は必ずX3Dの項目も読んでください。
一覧表:ハイエンドCPU コスパ比較
表の見出し(CPU名・価格・コスパ指数など)をクリックすると並べ替えられます。最初は「コスパ指数の高い順」です。
🐹 ハムのひとこと
「コスパ指数」は、PassMarkスコアを価格(1万円単位)で割った数字です。大きいほど、1万円あたりの処理能力が高いということです。
広告(PR):表内の製品名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです。価格は2026年10月1日時点のAmazon実売目安です。
| CPU名 | コア/スレッド | 価格目安 | おすすめ度 | PassMark | コスパ指数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 270K Plus | 24C/24T | 59,480円 | ◎ | 68,411 |
11,502 |
| Core Ultra 7 265K | 20C/20T | 53,979円 | ◎ | 58,730 |
10,880 |
| Ryzen 9 9900X | 12C/24T | 68,975円 | 〇 | 54,728 |
7,934 |
| Core i7-14700K | 20C/28T | 69,102円 | 〇 | 52,830 |
7,645 |
| Ryzen 9 9950X | 16C/32T | 93,624円 | 〇 | 66,406 |
7,093 |
| Ryzen 7 9800X3D | 8C/16T | 57,630円 | △ | 40,094 |
6,957 |
| Core Ultra 9 285K | 24C/24T | 97,033円 | △ | 67,331 |
6,939 |
| Ryzen 7 7800X3D | 8C/16T | 54,000円 | △ | 34,260 |
6,344 |
| Ryzen 9 9950X3D | 16C/32T | 113,480円 | △ | 70,594 |
6,221 |
| Ryzen 7 9850X3D | 8C/16T | 76,168円 | △ | 41,304 |
5,423 |
※おすすめ度:◎=とくにおすすめ/〇=おすすめ/△=条件次第(PassMarkを基準にした評価です。X3Dのゲーム性能は本文で解説しています)
※価格はAmazon実売(2026年10月1日時点)の目安。価格は変動するため、リンク先で最新価格をご確認ください。
各CPUを詳しく解説
Core Ultra 7 270K Plus(24コア)― 6万円を切る新顔が、いきなりコスパ首位
| コスパ順位 | 10製品中1位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 24C/24T |
| 価格目安 | 59,480円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | ◎ |
| PassMark | 68,411 |
| コスパ指数 | 11,502 |
10月から比較表に加えた新顔です。Intelの「Core Ultra 200S Plus」の1つで、24コア(Pコア8+Eコア16)・24スレッド、最大5.5GHz。ハイパースレッディングは載っていないので、スレッド数はコア数と同じ24です。
10月1日時点の掲載ページは、Amazonが発送する第三者(ショップ)の出品でした。
PassMarkは、比較表でRyzen 9 9950X3Dに次ぐ2番目の数字です。それでいて価格は6万円を切っているので、コスパ指数で首位になりました。
同じ24コア24スレッドのCore Ultra 9 285Kと比べると、37,553円安くてスコアは1,080上です。
ソケットは265K・285Kと同じLGA1851で、既存のIntel 800シリーズのマザーボードでも、BIOSを更新すれば使えます。対応メモリはDDR5-7200まで。内蔵GPU(Intel Graphics)とNPUもあります。
クーラーは別売です。Intel公式の消費電力はProcessor Base Power 125W/Maximum Turbo Power 250Wなので、冷却に余裕のあるクーラーを予算に入れておきましょう(→ CPUクーラーのコスパ比較)。
なお、秋葉原の店頭最安値では59,800円(AKIBA PC Hotline!「9月後半のCPU価格」・9月12〜19日の調査)で、Amazonの掲載価格はそれより320円安い水準でした。
🐹 ハムのひとこと
「Core Ultra 9を買うつもりだった」という人は、いったん立ち止まってみてください。270K Plusなら同じ24コアで、約3.8万円安くなります。浮いたお金は、グラボやメモリに回せますよ。
Core Ultra 7 265K(20コア)― 首位は譲ったが、表でいちばん安い作業向け
| コスパ順位 | 10製品中2位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 20C/20T |
| 価格目安 | 53,979円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | ◎ |
| PassMark | 58,730 |
| コスパ指数 | 10,880 |
9月のコスパ首位でしたが、10月は9月から1,281円(2.4%)上がったうえ、新顔の270K Plusにコスパ指数で622の差をつけられて2位になりました。
それでも価格は比較表の10製品でいちばん安く、20コア20スレッドでPassMark 58,730なので、「作業性能を、できるだけ安く」という人には今月も有力です。
270K Plusとの価格差は5,501円で、270K Plusにすると価格が約10.2%上がるぶん、スコアが約16.5%伸びる関係です。
予算に5,500円ほどの余裕があれば270K Plus、少しでも抑えたいなら265K、と考えるとわかりやすいです。
ソケットは270K Plusと同じLGA1851で、メモリはDDR5のみ(DDR4には非対応)。こちらもクーラーは別売です。
Ryzen 9 9900X(12コア)― 新顔に押されて3位、価格も6,003円上昇。AM5で長く使うなら
| コスパ順位 | 10製品中3位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 12C/24T |
| 価格目安 | 68,975円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| PassMark | 54,728 |
| コスパ指数 | 7,934 |
9月の2位から、新顔の270K Plusが上に入ったぶん3位に下がり、表のおすすめ度も◎から〇に変わりました。価格も6,003円(9.5%)上がり、上昇率は比較表でいちばん大きくなっています。
それでも、比較表のRyzenの中ではコスパ指数がいちばん高い1個です。12コア24スレッドで、TDPは120W。クーラーは別売で、AMDは水冷を推奨しています。
AMDは2026年5月に、AM5のサポートを2029年まで延長すると発表しました。将来CPUだけを載せ替える前提で組むなら、ここが候補になります。
ただ正直に言うと、265Kより14,996円高くて、PassMarkは約6.8%低いです。AM5にこだわりがなければ、作業用途ではCore Ultra 7の2つのほうが割安です。
Core i7-14700K(20コア)― 価格はほぼ横ばい。DDR4を使い回したい人向け
| コスパ順位 | 10製品中4位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 20C/28T |
| 価格目安 | 69,102円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| PassMark | 52,830 |
| コスパ指数 | 7,645 |
9月から122円(0.2%)上がっただけで価格はほとんど変わらず、順位は新顔の270K Plusに押されて3位から4位になりました。
20コア(Pコア8+Eコア12)・28スレッド。ソケットはLGA1700で、DDR5-5600に加えてDDR4-3200にも対応します。
比較表でDDR4が使えるのは14700Kだけなので、手持ちのDDR4メモリと、DDR4対応のマザーボードを活かしたい人には意味のある選択肢です。
その一方で、265Kより15,123円高く、PassMarkは約10%低いのが弱いところです。新しく組むなら、あえて選ぶ理由は多くありません。
また、13・14世代のK/KFは「Vmin Shift」と呼ばれる不安定化問題の対象です。Intelはマイクロコードの更新で対処し、保証も延長しています。選ぶ場合は、マザーボードのBIOSを最新にしてから使ってください。
Ryzen 9 9950X(16コア)― 1,240円下がったが、270K Plusの登場で立場が苦しく
| コスパ順位 | 10製品中5位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 16C/32T |
| 価格目安 | 93,624円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | 〇 |
| PassMark | 66,406 |
| コスパ指数 | 7,093 |
9月より1,240円(1.3%)安くなってコスパ指数も上がったものの、270K Plusが上に入ったぶん、順位は4位から5位に下がりました。
16コア32スレッド、TDPは170W。比較表に並ぶAMDの非X3Dでは最上位で、長い書き出しやエンコードを回す人に向いた1個です。クーラーは別売(水冷推奨)です。
ただし今月は、34,144円安い270K PlusのほうがPassMarkで2,005上という並びになりました。AM5で組みたいという理由がなければ、作業目的でも先に270K Plusと比べてみてください。
Ryzen 7 9800X3D(8コア)― 57,630円で9月と同じ。ゲーム目的なら今月も本命
| コスパ順位 | 10製品中6位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 8C/16T |
| 価格目安 | 57,630円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| PassMark | 40,094 |
| コスパ指数 | 6,957 |
価格は9月と同じ57,630円で1円も動いていませんが、新顔が上に入ったぶん順位は5位から6位になり、表のおすすめ度も9月の〇から△に変わりました。
ただ、この△はPassMark、つまり作業性能で見た評価です。8コア16スレッドにL3キャッシュ96MBの3D V-Cacheを組み合わせた、ゲームのフレームレートを伸ばすことに強いCPUという位置づけは変わりません。
秋葉原の店頭最安値は59,980円(AKIBA PC Hotline!「9月後半のCPU価格」・9月12〜19日の調査)だったので、Amazonの掲載価格はそれより2,350円安い水準です。
AMDの「ゲームがもらえるキャンペーン2026 第2弾」の対象で、特典は『鬼武者 Way of the Sword』です。クーラーは付属しません。
🐹 ハムのひとこと
9800X3Dの値段は、月ごとに調べている人が多いのではっきり書いておきます。10月号の調査(2026年10月1日)でも57,630円、9月から据え置きです。ゲーム用に買う予定なら、キャンペーンの購入期限の10月24日も覚えておいてくださいね。
Core Ultra 9 285K(24コア)― 2,185円下がっても、270K Plusには届かない
| コスパ順位 | 10製品中7位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 24C/24T |
| 価格目安 | 97,033円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| PassMark | 67,331 |
| コスパ指数 | 6,939 |
9月から2,185円(2.2%)値下がりしましたが、上に新顔が入ったため、順位は6位から7位へ1つ下がっています。
24コア24スレッド・最大5.7GHzで、PassMarkは比較表で3番目。性能そのものに不満はありません。
問題は、同じ24コア24スレッドの270K Plusが37,553円安く、PassMarkは1,080上なことです。最大クロックは285Kの5.7GHzに対して270K Plusは5.5GHzですが、それだけでこの価格差を埋めるのは難しいところです。
AMDのRyzen 9 9950Xと比べても3,409円高く、おすすめ度は9月に続いて△です。
Ryzen 7 7800X3D(8コア)― 800円下がって54,000円。9800X3Dとの差は3,630円に
| コスパ順位 | 10製品中8位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 8C/16T |
| 価格目安 | 54,000円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| PassMark | 34,260 |
| コスパ指数 | 6,344 |
9月の54,800円から800円(1.5%)下がって54,000円になりましたが、順位は8位のまま動いていません。
1つ前の世代(Zen 4)のX3Dで、8コア16スレッド・L3 96MB。最大クロックは5.0GHz(9800X3Dは5.2GHz)、対応メモリはDDR5-5200(9800X3DはDDR5-5600)と、9800X3Dより一段下のスペックです。
9800X3Dは9月と同じ価格なので、2つの差は9月の2,830円から3,630円に広がりました。それでもPassMarkは9800X3Dが約17%上なので、この差なら新しい世代の9800X3Dを選ぶほうが素直です。
7800X3Dが生きるのは、3,630円でも削りたいときくらいでしょう。クーラーは付属しません。
Ryzen 9 9950X3D(16コア)― 9,055円の値上がりで11万円台に
| コスパ順位 | 10製品中9位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 16C/32T |
| 価格目安 | 113,480円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| PassMark | 70,594 |
| コスパ指数 | 6,221 |
9月から9,055円(8.7%)上がって金額では比較表でいちばん大きな値上がりになり、順位も新顔の270K Plusと7800X3Dに抜かれて7位から9位へ下がりました。
それでもPassMarkは比較表の最高値。16コア32スレッドに3D V-Cache(L3 128MB)を組み合わせた、ゲームも作業も上を狙う全部入りです。TDPは170Wで、クーラーは別売(水冷推奨)です。
9800X3Dと同じくAMDのキャンペーン対象ですが、11万円台は9月より一段遠くなりました。作業だけなら、54,000円安い270K PlusがPassMarkで約3%差まで迫ります。「ゲームも作業も最上位」という条件がはっきりしている人向けです。
Ryzen 7 9850X3D(8コア)― 新顔のX3D。9800X3Dより18,538円高い
| コスパ順位 | 10製品中10位 |
|---|---|
| コア/スレッド | 8C/16T |
| 価格目安 | 76,168円 (2026年10月1日調査) |
| おすすめ度 | △ |
| PassMark | 41,304 |
| コスパ指数 | 5,423 |
10月から比較表に加えた、もう1つの新顔です。8コア16スレッド・L3 96MBという骨格は9800X3Dと同じで、ブーストの最大クロックが9800X3Dより400MHz高い5.6GHzになっています。TDPは120W、クーラーが付属しないWOF版です(AMDは水冷を推奨)。
掲載ページの出品者は変わることがあるので、購入前にリンク先で販売元も確かめてください。
PassMarkは9800X3Dより約3.0%上。一方で価格は18,538円高く、コスパ指数は比較表の最下位です。ゲームでどれだけ差が出るかは、PassMarkの数字からは判断できません。
こちらもAMDのキャンペーン対象です。クロックの高さにお金を払ってもいい人向けで、ゲーム目的の多くの人は9800X3Dで足ります。
今月の着眼点:2026年10月のハイエンドCPUはここを見る
10月は新顔が2つ加わり、コスパ首位が265Kから270K Plusに入れ替わった月です。押さえておきたい点を4つにまとめます。
① 270K Plusが、Intel上位モデルの値打ちを変えた
270K Plusは、Core Ultra 9 285Kより安くてPassMarkも高く、Ryzen 9 9950Xも上回ります。PassMark 68,411のCPUが、6万円を切る値段で買えるようになったのが10月最大の変化です。
② 9900Xと9950X3Dが値上がり、9800X3Dは据え置き
AMDでは9900Xが9.5%、9950X3Dが8.7%上がりました。一方、X3Dのうち9800X3Dは9月と同じ価格で、7800X3Dは800円下がっています。新顔の9850X3Dと9800X3Dの差は18,538円です。ゲーム目的なら、今月も9800X3Dがちょうどいい位置にいます。
③ AMDのゲームキャンペーンは10月24日まで
AMD「ゲームがもらえるキャンペーン2026 第2弾」は、購入期間が8月25日〜10月24日。比較表では9800X3D・9850X3D・9950X3Dが対象で、ほかにRyzen 9 9950X3D2・9900X3Dも対象です。
特典は『鬼武者 Way of the Sword』。対象店舗や応募の条件はAMDの公式キャンペーンページでご確認ください。
④ 5万〜6万円の間に、Intel 2つとX3D 2つが集まった
53,979円の265Kから59,480円の270K Plusまでの約5,500円の幅に、265K・7800X3D・9800X3D・270K Plusの4つが入っています。265K(53,979円)と7800X3D(54,000円)の差は、わずか21円です。
予算の上限が6万円なら、この4つから用途で選べば大きく外しません。どれもクーラーは別売なので、その分も予算に入れておきましょう。
🐹 ハムのひとこと
10月は「作業なら270K Plus、ゲームなら9800X3D」が基本線です。どちらも6万円以内なので、迷ったらPCの前で過ごす時間のうち、ゲームと作業のどちらが長いかで決めてくださいね。
メーカーごとの特徴(2026年10月はIntelが強い月)
10月は1位と2位をIntelのCore Ultra 7が占め、AMDは3位のRyzen 9 9900Xが最上位という並びです。
| メーカー | 2026年10月のこの帯での立ち位置 | 注意点 |
|---|---|---|
| Intel (Core Ultra / Core i) | 新顔の270K Plusがコスパ首位、265Kが2位。265Kは表で最安の53,979円。270K PlusはCore Ultra 9 285Kより37,553円安く、PassMarkは上。既存の800シリーズマザーでもBIOS更新で使える | 285Kは9月に続いて△。14700KはBIOSを最新にしてから使う(Vmin Shift対策) |
| AMD (Ryzen) | ゲームはX3D。9800X3Dは57,630円で据え置き、7800X3Dは800円下がって54,000円。キャンペーンは10月24日まで | 9900Xは+9.5%で約6.9万円、9950X3Dは+8.7%で11万円台。マルチのコスパではCore Ultra 7の2つに届かない |
用途別おすすめまとめ
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 作業性能をいちばんお得に | Core Ultra 7 270K Plus(24コア・約5.9万円) |
| とにかく安く作業性能を取りたい | Core Ultra 7 265K(20コア・約5.4万円・表で最安) |
| ゲームのフレームレート重視 | Ryzen 7 9800X3D(約5.8万円・9月と同じ価格) |
| ゲームも作業も最上位 | Ryzen 9 9950X3D(約11.3万円・今月+8.7%) |
| AM5で組んで、あとからCPUを載せ替えたい | Ryzen 9 9900X(12コア・約6.9万円・この表のRyzenでコスパ指数1位) |
| DDR4メモリを使い回したい | Core i7-14700K(約6.9万円・BIOSは最新に) |
5万円を切る価格で探すなら ミドルエンドのコスパ最強CPU比較 を、もっと安く組みたいなら ローエンドのコスパ最強CPU比較 をどうぞ。
よくある質問(FAQ)
- QハイエンドCPUでコスパ最強はどれですか?
- A
2026年10月1日の調査では、Core Ultra 7 270K Plus(59,480円・コスパ指数11,502)です。2位のCore Ultra 7 265K(コスパ指数10,880)も◎で、5,501円安く買えるので十分お得です。
ただしコスパ指数は作業(マルチ)向けの物差しなので、ゲーム目的ならRyzen 7 9800X3Dを選んでください。
- QRyzen 7 9800X3Dは10月はいくらですか?
- A
2026年10月1日の調査で57,630円です。9月から変わっていません。秋葉原の店頭最安値は59,980円でした(AKIBA PC Hotline!「9月後半のCPU価格」、9月12〜19日の調査)。AMDのゲームキャンペーンの対象で、購入期間は10月24日までです。
- QIntelでコスパのいいCPUは? Core i9は買いですか?
- A
IntelならCore Ultra 7 270K Plusが首位、265Kが2位です。10月の表にCore i9は載せていませんが、Intelの上位にあたるCore Ultra 9 285K(97,033円)は、270K Plusのほうが37,553円安くてPassMarkも上という関係です。
Intelの上位モデルを考えているなら、まず270K Plusを見てください。
- QRyzenとCore(ライゼンとコア)、どっちがいいですか?
- A
ゲーム中心ならRyzenのX3D、作業中心ならCore Ultraが基本です。10月は作業のコスパでIntelが1位・2位を占め、この表(ハイエンド)のRyzenでコスパ指数がいちばん高いのは、3位のRyzen 9 9900X(7,934)でした。
長く使う前提なら、AMDは2026年5月にAM5のサポートを2029年まで延長すると発表しており、CPUを載せ替えやすいのはAMD側の強みです。
- Q動画編集にはどのCPUがいいですか?
- A
書き出しやエンコードのようなマルチコアの作業では、PassMarkの高いものが有利です。価格とのバランスならCore Ultra 7 270K Plus(PassMark 68,411・59,480円)です。
予算を気にせず最上位を選ぶならRyzen 9 9950X3D(70,594・113,480円)、AMDの非X3DならRyzen 9 9950X(66,406・93,624円)です。
- QCPUの性能は、何を見て比較すればいいですか?
- A
このページでは、全CPUで同じテストを実行するPassMark CPU Markのスコアで比べています。マルチコアを含む総合的な処理能力の目安で、ゲームのフレームレートとは別物です。
X3D(3D V-Cache搭載モデル)はゲームで強い一方、PassMarkにはその強みがほとんど表れないので、ゲーム目的なら表の順位より本文のX3Dの解説を優先してください。
まとめ
2026年10月のハイエンドCPUは、Intelの新顔が首位に座った月でした。
- コスパ首位は新顔のCore Ultra 7 270K Plus(59,480円・コスパ指数11,502)。Core Ultra 9 285Kより37,553円安く、PassMarkは上
- 9月首位のCore Ultra 7 265Kは2位。1,281円上がって53,979円になったものの、表でいちばん安い1個
- ゲームならRyzen 7 9800X3D(57,630円)。9月と同じ価格で、AMDのキャンペーン対象(10月24日まで)
- 値上がりが大きかったのはRyzen 9 9900X(+9.5%・68,975円)と9950X3D(+8.7%・113,480円)。9950X3Dは7位から9位へ
- もう1つの新顔Ryzen 7 9850X3Dは76,168円。9800X3Dより18,538円高く、コスパ指数は表の最下位
Amazonの価格は日々変わるので、購入前にはリンク先で最新の値段を確かめてください(この記事の価格は2026年10月1日の調査です)。
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データの出典・注記
- 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年10月1日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- 性能:PassMark CPU Mark のスコア。マルチコア性能を含む総合指標であり、ゲーム性能とは別物です。
- 10月の新顔(Core Ultra 7 270K Plus・Ryzen 7 9850X3D)のPassMarkは、2026年9月下旬にcpubenchmark.netで確認した値です。既存の製品は、比較の一貫性のため8月号からの値を据え置いています。
- コスパ指数:PassMarkスコア ÷ 価格(1万円あたり)。数値が大きいほどお得です(作業用途向けの指標)。
- X3Dシリーズのゲーム性能はPassMarkに表れにくいため、本文で別途解説しています。
- 店頭価格(参考):AKIBA PC Hotline!「9月後半のCPU価格」(9月12〜19日の調査)の秋葉原の店頭最安値。
- キャンペーン:AMD「ゲームがもらえるキャンペーン2026 第2弾」公式ページ(購入期間 8月25日〜10月24日)。
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