「WQHDを余裕で動かしたい。配信や動画編集も少しやる」
「予算は25万円くらい。20万円構成から、どこを強化すれば一段上に行ける?」
そんな人のために、2026年9月時点の最新パーツで組む、予算25万円のWQHDゲーミングPC構成を1つにまとめました。価格はすべてAmazonの実売価格(2026年9月時点)で算出し、実際の合計は約23.2万円。なぜそのパーツなのかまで、ぜんぶ解説します。
🐹 ハムのひとこと
こんにちは、ハム工房のハムです! 25万円クラスは本来「グラボを一段上げる」レンジなのですが、2026年9月はメモリ高騰の影響で事情が変わりました。この記事では、そこを正直にお伝えしたうえで、この予算でいちばん価値のある使い方をご提案します。
まだ予算が決まっていない方へ:用途別のおすすめが一目で分かる 予算別ゲーミングPCの選び方(早見表) もどうぞ。
まず正直に:9月の25万円は「グラボを上げる」構成にできませんでした
この記事でいちばん大事な話を、先にお伝えします。
2026年9月の25万円構成は、20万円構成と同じグラボ(Radeon RX 9060 XT)を使っています。
理由は、AM5プラットフォームへの移行だけで約6.1万円かかるからです。
| 項目 | AM4(20万円構成) | AM5(この構成) | 差額 |
|---|---|---|---|
| メモリ | DDR4-3200 16GB 23,500円 | DDR5-6000 32GB 74,500円 | +51,000円 |
| マザーボード | B550M 15,000円 | B650M 25,131円 | +10,131円 |
| 合計 | +61,131円 |
予算枠の差である5万円をグラボに回せば確かに一段上のGPUが買えます。でも、それは20万円構成そのものです。
では、25万円でAM5にする意味はどこにあるのか。
- メモリが32GBになる(16GB→32GB)。配信しながらゲーム・動画編集の並行作業で効きます
- AM5なので、将来CPUだけを載せ替えられる。AM4はRyzen 5000シリーズで打ち止めですが、AM5はRyzen 9000シリーズ以降も使えます
- DDR5なので、次にメモリを増設・交換するときも現行規格のまま
「今のゲーム性能」を買うなら20万円構成、「長く使える土台と作業性能」を買うならこの構成、という整理になります。
🐹 ハムのひとこと
正直に書くと、ゲームだけが目的なら20万円構成で十分です。実際の差額6.5万円は「メモリ2倍」と「将来の載せ替え余地」に消えています。それでも価値があると思う人に、この構成をおすすめします。
先に結論:予算25万円のWQHD+将来性構成
時間がない人のために、まず完成形から。合計 約231,690円(Amazon実売・2026年9月11日調査)。
- CPU:Ryzen 5 7600 … AM5の王道。6コア12スレッドでWQHDには十分。クーラー標準付属
- グラボ:Radeon RX 9060 XT 8GB … 9月のミドル帯コスパ首位。20万円構成と同じ
- メモリ:Corsair Vengeance RGB DDR5-6000 32GB … 配信・動画編集まで見据えた容量
- 電源:Corsair RM850e 850W … 9月に約15%値下がりしてコスパ首位に。将来のGPU載せ替えにも余裕
予算25万円に対して約1.8万円の余裕があります。
パーツ構成表(予算25万円・WQHD+将来性/AM5・DDR5 32GB)
項目名をクリックすると並べ替えできます。価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安です。
広告(PR):表内のパーツ名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです(「付属」「合計」を除く)。価格は2026年9月時点のAmazon実売目安です。
| パーツ | 選んだ製品(型番) | 価格目安 | 役割・選定ポイント |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 7600 | 27,100円 | AM5の王道。6コア12スレッドでWQHDには十分。クーラー付属 |
| CPUクーラー | 付属(リテールクーラー) | 0円 | CPU標準付属のため追加購入なし |
| グラボ | Radeon RX 9060 XT 8GB | 56,364円 | 20万円構成と同じ。AM5移行分でGPU予算が埋まるため据え置き |
| マザーボード | ASRock B650M Pro RS(microATX) | 25,131円 | AM5のmicroATX。将来CPUだけ上位に載せ替えられる |
| メモリ | Corsair Vengeance RGB DDR5-6000 32GB | 74,500円 | 32GBで配信・動画編集にも対応。EXPO非対応(XMPのみ)。9月も値上がりが続く |
| SSD | WD Black SN7100 1TB(Gen4) | 30,294円 | 9月に約13%値下がり。読込7,250MB/sでP3 Plusとの差が794円 |
| 電源 | Corsair RM850e(850W Gold) | 12,821円 | 850W Gold・ATX3.1。9月に約15%値下がりしてコスパ首位に |
| PCケース | MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW | 5,480円 | ファン4基付きで9月も5,480円据え置き |
| 合計 | — | 約231,690円 | 予算25万円に対し18,310円の余裕 |
各パーツの選定理由
メモリ:Corsair Vengeance RGB DDR5-6000 32GB ― この構成の主役
約74,500円/32GB(16GB×2)/DDR5-6000 CL36/EXPO非対応(Intel XMPのみ)
この構成でいちばん高く、いちばん意味のあるパーツです。
DDR5メモリ コスパ比較のとおり、9月も高騰は止まらず、8月の69,990円から74,500円へ約6%値上がりしました。それでも容量単価は約2,328円/GBでこの表の首位です。
32GBあると何が変わるか:
- 配信しながらゲーム:OBSとゲームを同時に動かしても余裕
- 動画編集:タイムラインのプレビューが安定します
- ブラウザのタブを大量に開いたままゲームしても落ちにくい
ゲームだけなら16GBで足ります。この32GBに価値を感じるかどうかが、この構成を選ぶかの分かれ目です。
CPU:Ryzen 5 7600 ― AM5の王道
約27,100円/6コア12スレッド
AM5プラットフォームの入口として最も手堅い1個です。8月の27,481円から27,100円へわずかに値下がりしました。
WQHDではグラボが性能の主役なので、6コア12スレッドで十分です。CPUクーラーも標準付属するので、別売りクーラー代(3,791〜5,079円)が浮きます。
最大の価値は将来性です。AM5ソケットなので、後からRyzen 7 9700XやRyzen 7 9800X3DへCPUだけ載せ替えられます(→ ミドルエンドのコスパ最強CPU比較)。
グラボ:Radeon RX 9060 XT 8GB ― 20万円構成と同じ
約56,364円/Time Spy 16,316/VRAM 8GB/コスパ指数 2,895
9月のミドル帯コスパ首位です。8月は在庫切れでしたが、GIGABYTE版が5.6万円で復活しました。
WQHD(2560×1440)の標準〜高画質なら十分に主力を張れます。RDNA4世代でFSR 4にも対応。
上で説明したとおり、この構成では20万円構成と同じグラボを使っています。AM5+32GBに予算が回っているためです。グラボを上げたい場合の選択肢は、後半の「予算を上げ下げするには」に書きました。
詳しくはミドルエンドのコスパ最強グラボ比較をどうぞ。
マザーボード:ASRock B650M Pro RS(B650・microATX・DDR5)
約25,131円/AM5・microATX
AM5のmicroATXマザーです。8月の22,800円から25,131円へ約10%値上がりしました。
AM4のB550M(15,000円)より10,131円高いですが、この差額が「将来CPUを載せ替えられる」権利の値段だと考えてください。PCIe 5.0にも対応しています。
SSD:WD Black SN7100 1TB(Gen4)― 9月に約13%値下がり
約30,294円/読込 7,250MB/s
今月変更したパーツです。34,719円から30,294円へ約13%値下がりし、8月に使っていたCrucial P3 Plus(29,500円)との差が794円まで縮まりました。
794円差で読込速度が約45%速いです(どちらもDRAMレスのHMB方式/→ NVMe SSD コスパ比較)。
電源:Corsair RM850e(850W・80PLUS Gold・ATX3.1)
約12,821円/850W
今月変更したパーツで、9月いちばんのお買い得でもあります。
電源ユニット コスパ比較のとおり、15,131円から12,821円へ約15%値下がりし、コスパ首位に立ちました。しかも750WのRM750e(13,800円)より約1,000円安いという逆転まで起きています。
850W・Gold・ATX3.1・フルプラグイン。RX 9060 XT(150W)にはオーバースペックですが、将来RX 7800 XTやRX 9070 XTに載せ替えても、この電源のまま使えます。
🐹 ハムのひとこと
850Wが750Wより安いのは普通ありません。今月は迷わずRM850eです。容量に余裕があると静かで長持ちしますしね。
PCケース:MSI MAG FORGE 130A AIRFLOW(ミドルタワー)
約5,480円/ファン4基付き/対応GPU 〜約330mm
9月も5,480円で据え置き。PCケースは今月軒並み値上がり(+20〜48%)したので、相対的に大きくお買い得になりました。ファン4基付きで追加購入も不要です。
予算を上げ下げするには(調整の考え方)
予算25万円に対して約1.8万円の余裕があります。
- グラボを一段上げる … Radeon RX 7700 XT 12GB(76,938円)へ。+20,574円で合計約25.2万円とわずかに予算オーバーしますが、Time Spy 17,006・VRAM 12GBになります。予算を少し超えてもよければ有力です
- NVIDIAにしたい … GeForce RTX 5060 Ti 8GB(74,800円)へ。+18,436円で合計約25.0万円。DLSS 4のフレーム生成が使えます
- CPUを強化する … Ryzen 7 9700X(40,820円)へ。+13,720円で合計約24.5万円。8コア16スレッドになり、配信・編集がさらに快適に
- ゲーム性能を優先したい … 20万円構成(AM4)でグラボをRX 7700 XTにすると約18.7万円で、この構成より約4.5万円安くゲームは速くなります=20万円構成(2026年9月版)
- 4Kも視野に入れたい … グラボをRX 7800 XT 16GB(109,917円)へ=30万円構成(2026年9月版)へ。約5.4万円アップ
自作前に知っておきたい注意点
- OSは別途必要:Windows 11のライセンス代(約1.5〜2万円)は上の合計に含まれていません
- モニターも別途:この構成にはWQHD(2560×1440)モニターが最適です
- メモリの対応プロファイルに注意:この構成のCorsair Vengeance RGB 32GBはAMD EXPO非対応で、対応プロファイルはIntel XMPのみです。Ryzen(AM5)で使うなら、EXPO対応のメモリを選ぶのが素直です。DDR5はBIOSでプロファイルを有効にしないと定格の低い速度で動きます
- VRAM 8GBの割り切り:WQHD最高画質+レイトレでは足りない場面があります
- メモリ32GBは「今すぐ必要」ではない:ゲームだけなら16GBで足ります。配信・編集をやるかどうかで判断してください
よくある質問(FAQ)
Q. 20万円構成と同じグラボなのに、なぜ予算を5万円上げるのですか?
A. AM5プラットフォームへの移行だけで約6.1万円かかるためです(DDR5 32GBとDDR4 16GBの差51,000円+マザーボードの差10,131円)。実際の合計も166,315円→231,690円で約6.5万円の差になります。その代わり、メモリが2倍(32GB)になり、将来CPUだけを載せ替えられるようになります。
Q. ゲームだけなら20万円構成で十分ですか?
A. 十分です。正直に書くと、ゲーム性能はほぼ同じです。この構成の価値は「メモリ32GB」と「AM5の将来性」にあります。配信や動画編集をやらず、数年で買い替える予定なら、20万円構成のほうが合理的です。
Q. メモリ32GBは本当に必要ですか?
A. ゲームだけなら不要です。必要になるのは、配信しながらゲーム・動画編集・AI画像生成などを並行する場合です。ただし2026年はメモリが高騰し続けているので、将来増設するより今32GBを確保しておくほうが安い可能性はあります。
Q. AM5の将来性とは具体的に何ですか?
A. CPUだけを載せ替えられることです。AM4はRyzen 5000シリーズで打ち止めですが、AM5はRyzen 9000シリーズが使えます。将来Ryzen 7 9800X3Dなどに載せ替えれば、マザーボードとメモリはそのままで大きく性能を上げられます。
Q. 8月の構成から何が変わりましたか?
A. 主に3点です。①グラボをRX 7800 XTからRX 9060 XTに変更(RX 7800 XTが+43%でハイエンド帯に移動し、そのままでは合計28.4万円と予算オーバーになるため)、②電源をMSI A750GLからCorsair RM850eに変更(-15%で850Wが安くなったため)、③SSDをWD Black SN7100に変更。
Q. 予算をもう少し出せるなら何を上げるべきですか?
A. グラボです。+20,574円でRX 7700 XT 12GB(Time Spy 17,006)になります。合計は約25.2万円とわずかに予算を超えますが、WQHDでの余裕が変わります。
Q. 電源850Wはオーバースペックではないですか?
A. 今の構成にはオーバースペックです。ただし9月は850WのRM850eが750WのRM750eより安いという逆転が起きており、選ばない理由がありません。将来グラボを載せ替えてもそのまま使えます。
まとめ
2026年9月の25万円構成は、メモリ高騰の影響を正面から受けた月でした。
- 合計 約231,690円。予算25万円に対し約1.8万円の余裕があります
- グラボは20万円構成と同じRX 9060 XT。AM5移行に約6.1万円かかるためです
- この構成の価値は「メモリ32GB」と「AM5の将来性」。ゲーム性能だけなら20万円構成で十分です
- 電源をCorsair RM850eに変更。9月に約15%値下がりし、850Wが750Wより安くなりました
- 8月の主役RX 7800 XTは+43%でハイエンド帯へ。そのままでは合計28.4万円と予算オーバーでした
- OS・モニターは別途必要です
価格は毎月動きます。この記事は2026年9月11日時点のAmazon実売価格をもとにしています。
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データの出典・注記
- 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年9月11日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- 合計金額:本文記載のパーツの単純合計です。OS・モニター・周辺機器・送料は含みません。
- 性能:グラボは3DMark Time Spy、CPUはPassMarkのスコアを参照しています。出典は各比較記事に記載。
- 訂正(2026年10月3日):メモリの製品名を「Corsair Vengeance RGB DDR5-6000 32GB」に直し、このメモリがEXPO非対応(Intel XMPのみ)であることを書き足しました(製品名と仕様の誤り)。
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