「CPUクーラーって、結局どれを選べばいいの?」
「付属のクーラーじゃダメ? 簡易水冷って必要?」
CPUクーラーは、①付属クーラーで足りるか②空冷か簡易水冷か③CPUの発熱(クラス)に見合う冷却力かで考えると、スッキリ選べます。この記事では、その選び方を整理しつつ、2026年9月時点のAmazon実売価格つきで定番モデルを一覧比較します。9月は空冷が軒並み値上がりし、水冷との価格差が縮まりました。
🐹 ハムのひとこと
こんにちは、ハム工房のハムです! まず大事な話を。当ブログの予算別構成(15万〜25万円)で使うRyzen 5 7600・Ryzen 5 5600などはクーラーが標準付属なので、無理に買い足す必要はありません。クーラー強化は「静音にしたい」「ハイエンドCPUを冷やしたい」「見た目にこだわりたい」人向けのアップグレードです。
- 先に結論:2026年9月のおすすめCPUクーラー
- そもそも買う必要があるか(先に確認)
- 一覧表:CPUクーラー 比較(2026年9月)
- 各クーラーを詳しく解説
- be quiet! PURE ROCK 3(空冷)― 今月の空冷最安だが約17%値上がり
- 虎徹 MARK3(空冷)― 日本の定番。取り付けやすさは随一
- Thermalright PA120 SE(空冷)― 空冷コスパ最強。ただし約18%値上がり
- Thermalright Frozen Notte 240(簡易水冷240mm)― 値ごろAIOの決定版
- NZXT Kraken Core 360(簡易水冷360mm)― コスパの良い360mm
- MSI MAG CORELIQUID 240R V2(簡易水冷240mm)― ブランド安心の定番
- ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(簡易水冷360mm)― 今月唯一の値下がり
- 今月の着眼点:2026年9月のCPUクーラーはここを見る
- 用途別おすすめまとめ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 関連記事:自作PCパーツ コスパ比較シリーズ
先に結論:2026年9月のおすすめCPUクーラー
- 空冷のコスパ最強:Thermalright PA120 SE … 約5,079円。値上がりしてなお、デュアルタワーでこの価格は他にありません
- 日本の定番:虎徹 MARK3 … 約4,600円。取り付けの分かりやすさなら今月もこれが一番です(※2026年10月時点で販売終了。後継は虎徹 MARK4)
- 今月いちばん得:ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 … 17,980円から16,780円へ値下がり。この表で唯一値下がりした1台で、冷却はトップ級
そもそも買う必要があるか(先に確認)
CPUに付属するクーラーで足りるケースは多いです。
| CPU | 付属クーラー | 買い足す必要 |
|---|---|---|
| Ryzen 5 5500/5600 | あり | 基本不要 |
| Ryzen 7 5700X | なし | 必要 |
| Ryzen 5 7600/Ryzen 7 7700 | あり | 基本不要 |
| Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700X | なし | 必要 |
| Ryzen 7 9800X3D/Ryzen 9 各種 | なし | 必要 |
| Core Ultra 各種/Core i5-14600K など「K」付き | なし | 必要 |
| Core i5-14400F/12400F など「K」なしBOX | あり(Laminar RM1) | 基本不要 |
付属クーラーがあっても買い足す価値があるのは、こんなときです。
- 静かにしたい(付属クーラーは高負荷時にうるさくなりがち)
- ハイエンドCPUを使う(発熱が大きく、付属では性能が出し切れない)
- 見た目にこだわりたい(ARGBで光らせたい)
一覧表:CPUクーラー 比較(2026年9月)
項目名(製品・タイプ・価格など)をクリックすると並べ替えできます。初期表示はタイプ別・価格順です。価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安です。
広告(PR):表内の製品名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです。価格は2026年9月時点のAmazon実売目安です。
| 製品 | タイプ | 冷却の目安 | 対応 | 特徴 | 価格目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| be quiet! PURE ROCK 3 | 空冷 | 標準(〜Ryzen7/i7) | Intel/AMD | 静音重視・上質な作り。9月は約17%値上がり | 3,791円 | 〇 |
| サイズ 虎徹 MARK3 | 空冷 | 標準(〜Ryzen7/i7) | Intel/AMD | 日本の定番・取付が分かりやすい。値上がりは最小 | 4,600円 | ◎ |
| Thermalright Peerless Assassin 120 SE | 空冷 | 高(Ryzen9/i9) | Intel/AMD | 空冷コスパ最強・デュアルタワー。高さ155mm注意 | 5,079円 | ◎ |
| Thermalright Frozen Notte 240 | 簡易水冷240 | 高(Ryzen9/i9) | Intel/AMD | 値ごろAIO・ARGB。9月も価格据え置き | 7,399円 | ◎ |
| NZXT Kraken Core 360 RGB | 簡易水冷360 | 最高(i9/R9・OC) | Intel/AMD | コスパ良い360・ブランド安心。9月も据え置き | 13,264円 | ◎ |
| MSI MAG CORELIQUID 240R V2 | 簡易水冷240 | 高(Ryzen9/i9) | Intel/AMD | ブランド安心・定番。同価格帯で360mmが買える | 14,058円 | △ |
| ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 | 簡易水冷360 | 最高(i9/R9・OC) | Intel/AMD | 冷却トップ級・厚ラジエーター。今月唯一の値下がり | 16,780円 | ◎ |
※おすすめ度:◎=とくにおすすめ/〇=おすすめ/△=条件次第
※価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安。価格は変動するため、リンク先で最新価格をご確認ください。
各クーラーを詳しく解説
be quiet! PURE ROCK 3(空冷)― 今月の空冷最安だが約17%値上がり
約3,791円/標準(〜Ryzen 7/Core i7)
3,251円から3,791円へ約17%(540円)の値上がり。それでもこの表でいちばん安い1台です。
静音性に定評のあるドイツブランドで、作りも上質。ミドルクラスCPUを静かに冷やしたいなら十分な性能です。
ただし今月は、809円足せば虎徹 MARK3(4,600円)、1,288円足せばThermalright PA120 SE(5,079円・デュアルタワー)が買えます。予算を最優先する人向けになりました。
虎徹 MARK3(空冷)― 日本の定番。取り付けやすさは随一
約4,600円/標準(〜Ryzen 7/Core i7)
※追記(2026年10月3日):2026年10月時点で、虎徹 MARK3 はメーカーの販売終了製品になっています(後継は虎徹 MARK4)。
4,280円から4,600円へ約8%値上がり。この表の空冷では値上がり幅が最も小さい1台です。
サイズ(Scythe)製で、取り付けの分かりやすさと国内サポートが強み。日本語マニュアルが丁寧で、初めての自作でも迷いません。
冷却性能はPA120 SE(5,079円・デュアルタワー)に譲りますが、その差は479円。性能を取るならPA120 SE、確実に組める安心を取るなら虎徹です。
🐹 ハムのひとこと
初めての自作なら虎徹を推します。479円は「説明書の分かりやすさ代」だと思えば安いものですよ。
Thermalright PA120 SE(空冷)― 空冷コスパ最強。ただし約18%値上がり
約5,079円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)
4,317円から5,079円へ約18%(762円)の値上がり。この表でいちばん値上がり幅が大きい1台です。
それでもデュアルタワー・6本ヒートパイプでこの価格は他にありません。冷却性能は簡易水冷240mmに迫るレベルで、Ryzen 9やCore i9クラスでも実用的に冷やせます。
値上がりしてなお、空冷で性能を求めるならこれが答えです。ただし高さが約155mmあるので、小型ケースには入りません(→ PCケースの選び方&コスパ比較)。
Thermalright Frozen Notte 240(簡易水冷240mm)― 値ごろAIOの決定版
約7,399円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)
8月から価格据え置き(7,399円)です。空冷が値上がりしたため、相対的なお買い得感が増しました。
簡易水冷240mmが7,399円というのは破格です。ARGB対応で見た目も良い1台です。
空冷のPA120 SE(5,079円)との差は2,320円。8月は3,082円差だったので、今月は水冷に手が届きやすくなっています。
NZXT Kraken Core 360(簡易水冷360mm)― コスパの良い360mm
約13,264円/最高(Core i9/Ryzen 9・OC向け)
8月から価格据え置き(13,264円)。
360mmラジエーターが1.3万円台はコスパが良く、ブランドの安心感もあります。Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといった発熱の大きいCPUを常用するなら、この容量が効きます。
360mmが入るケースが必要なので、購入前に必ず確認してください。
MSI MAG CORELIQUID 240R V2(簡易水冷240mm)― ブランド安心の定番
約14,058円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)
価格はほぼ据え置き(14,046円→14,058円)です。
240mmで1.4万円なので、同じ価格帯で360mmのNZXT Kraken Core(13,264円)が買えてしまうのが厳しいところ。MSIで揃えたい人や、360mmが入らないケースを使う人向けです。
ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(簡易水冷360mm)― 今月唯一の値下がり
約16,780円/最高(Core i9/Ryzen 9・OC向け)
17,980円から16,780円へ約7%(1,200円)の値下がり。この表で唯一値下がりした1台です。
厚型ラジエーターを採用しており、冷却性能はこの表でトップ級。オーバークロックや、Ryzen 9 9950X3Dのような最上位CPUを本気で冷やしたい人向けです。
NZXT Kraken Core 360(13,264円)との差は3,516円。冷却の限界を求めるならこちらです。
今月の着眼点:2026年9月のCPUクーラーはここを見る
空冷と水冷の力関係が動いた月なので、9月に押さえておきたい点を4つにまとめます。
① 空冷と水冷の価格差が縮まった
空冷が+7〜18%上がり、水冷は据え置きか値下がり。空冷コスパ最強のPA120 SE(5,079円)と簡易水冷240のFrozen Notte(7,399円)の差は2,320円まで縮みました(8月は3,082円差)。水冷を検討していた人には追い風の月です。
② 付属クーラーで足りるなら買わない
繰り返しますが、Ryzen 5 5500/5600/7600・Ryzen 7 7700はクーラーが付属します(Ryzen 7 5700Xは非同梱なので注意)。価格が上がっている今月は、必要がないなら買わないのが一番のコスパです。
③ 空冷はケースの高さ制限に注意
PA120 SEは高さ約155mm。今月の記事で紹介しているANTEC ST20M(CPUクーラー150mmまで)には入りません。小型ケースを使うなら、高さ制限を先に確認してください。
④ 360mmはケースの対応を先に確認
NZXT Kraken Core 360・ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360は360mmラジエーターが必要です。今月の記事で紹介しているケースではASUS A31(360mm対応)が該当します。
🐹 ハムのひとこと
今月は「付属クーラーがあるなら、そのまま使う」がいちばん賢い選択です。買うなら、空冷は虎徹かPA120 SE、水冷はFrozen Notte 240ですね。
用途別おすすめまとめ
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 初めての自作で確実に組みたい | 虎徹 MARK3(約4,600円・取付が分かりやすい) |
| 空冷で性能を求める | Thermalright PA120 SE(約5,079円・高さ155mm注意) |
| とにかく安く | be quiet! PURE ROCK 3(約3,791円) |
| 水冷を手頃に試したい | Thermalright Frozen Notte 240(約7,399円・据え置き) |
| ハイエンドCPUを常用する | NZXT Kraken Core 360(約13,264円) |
| 冷却の限界を求める | ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(約16,780円・今月-7%) |
| Ryzen 5 7600などを使う | 買わない(クーラーが標準付属します) |
よくある質問(FAQ)
Q. 空冷で最強はどれですか?
A. この記事で比べた空冷の中ではThermalright PA120 SE(約5,079円)です(空冷全体では、さらに上位のモデルもあります)。デュアルタワー・6本ヒートパイプの空冷で、高さ約155mmあるので、小型ケースには入りません。
Q. CPUクーラーのコスパがいいのはどれですか?
A. 空冷なら虎徹 MARK3(約4,600円)かThermalright PA120 SE(約5,079円)、簡易水冷ならThermalright Frozen Notte 240(約7,399円)です。9月は空冷が値上がりしたため、水冷の割安感が増しています。
Q. 付属クーラーで足りますか?
A. Ryzen 5 5500/5600/7600・Ryzen 7 7700は付属クーラーで足ります(IntelのK無しBOX版も同様です)。一方、Ryzen 7 5700X・Ryzen 5 9600X・Ryzen 7 9700X・9800X3D・Ryzen 9各種・Core Ultra各種・Core i5-14600Kなど「K」付きは付属しないので、別途必要です。
Q. 空冷と簡易水冷、どちらがいいですか?
A. ミドルクラスCPUまでなら空冷で十分です。Ryzen 9やCore i9クラスを常用する、または静音性を最優先する場合に簡易水冷が効きます。9月は価格差が2,320円まで縮まったので、水冷を選びやすい月です。
Q. 240mmと360mm、どちらを選ぶべき?
A. Ryzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kのような最上位CPUなら360mm、それ以外は240mmで足ります。ただし360mmが入るケースかどうかを先に確認してください。
Q. 9月にクーラーが値上がりしたのはなぜですか?
A. 当サイトは価格の実測のみを扱っており、原因は断定できません。事実として、空冷3製品が+7〜18%上がり、簡易水冷は据え置きまたは値下がりという結果でした。
Q. グリスは別途必要ですか?
A. グリスが付属するかどうかは製品によって違います(塗布済みのもの、別添えのものがあり、付属を確かめられていない製品もあります)。購入前にリンク先で付属品をご確認ください。塗り直すときは別途購入が必要です。
まとめ
2026年9月のCPUクーラーは、空冷が値上がりし、簡易水冷との価格差が縮まった月でした。
- 空冷は軒並み値上がり(PA120 SE +17.7%、PURE ROCK 3 +16.6%、虎徹MARK3 +7.5%)
- 簡易水冷は据え置きか値下がり。ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360は-6.7%でこの表唯一の値下がり
- 空冷コスパ最強のPA120 SE(5,079円)と水冷240のFrozen Notte(7,399円)の差は2,320円(8月は3,082円)
- 初めての自作なら虎徹 MARK3(4,600円)。取り付けの分かりやすさは今月も随一
- Ryzen 5 7600などクーラー付属のCPUを使うなら、買わないのが最善です
価格は毎月動きます。この記事は2026年9月11日時点のAmazon実売価格をもとにしています。
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データの出典・注記
- 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年9月11日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- 冷却の目安:メーカーの対応TDPおよび製品クラスにもとづく当サイトの分類です。実際の温度は環境(ケースのエアフロー・室温)で変わります。
- 付属クーラーの有無はCPUのモデルにより異なります。購入前に各製品の仕様をご確認ください。
- 追記(2026年10月3日):虎徹 MARK3 は2026年10月時点でメーカー(サイズ)の販売終了製品になっています(後継は虎徹 MARK4)。本文の価格・評価は9月時点のものです。
- 訂正(2026年10月3日):MSI MAG CORELIQUID 240R V2 の製品名の表記を直しました。あわせて、確かめられていない記述(「紹介しているクーラーはすべてグリスが付属」「冷却性能もPA120 SE以上」「簡易水冷240mmに迫る冷却性能」)を改め、「空冷最強」を「空冷コスパ最強」に直しました。
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