CPUクーラーのコスパ比較【2026年9月版】空冷/簡易水冷を価格・冷却力でランキング

周辺機器

「CPUクーラーって、結局どれを選べばいいの?」
「付属のクーラーじゃダメ? 簡易水冷って必要?」

CPUクーラーは、①付属クーラーで足りるか②空冷か簡易水冷か③CPUの発熱(クラス)に見合う冷却力かで考えると、スッキリ選べます。この記事では、その選び方を整理しつつ、2026年9月時点のAmazon実売価格つきで定番モデルを一覧比較します。9月は空冷が軒並み値上がりし、水冷との価格差が縮まりました。

🐹 ハムのひとこと
こんにちは、ハム工房のハムです! まず大事な話を。当ブログの予算別構成(15万〜25万円)で使うRyzen 5 7600・Ryzen 5 5600などはクーラーが標準付属なので、無理に買い足す必要はありません。クーラー強化は「静音にしたい」「ハイエンドCPUを冷やしたい」「見た目にこだわりたい」人向けのアップグレードです。


先に結論:2026年9月のおすすめCPUクーラー

  • 空冷のコスパ最強:Thermalright PA120 SE … 約5,079円。値上がりしてなお、デュアルタワーでこの価格は他にありません
  • 日本の定番:虎徹 MARK3 … 約4,600円。取り付けの分かりやすさなら今月もこれが一番です(※2026年10月時点で販売終了。後継は虎徹 MARK4)
  • 今月いちばん得:ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 … 17,980円から16,780円へ値下がり。この表で唯一値下がりした1台で、冷却はトップ級

そもそも買う必要があるか(先に確認)

CPUに付属するクーラーで足りるケースは多いです。

CPU付属クーラー買い足す必要
Ryzen 5 5500/5600あり基本不要
Ryzen 7 5700Xなし必要
Ryzen 5 7600/Ryzen 7 7700あり基本不要
Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xなし必要
Ryzen 7 9800X3D/Ryzen 9 各種なし必要
Core Ultra 各種/Core i5-14600K など「K」付きなし必要
Core i5-14400F/12400F など「K」なしBOXあり(Laminar RM1)基本不要

付属クーラーがあっても買い足す価値があるのは、こんなときです。

  • 静かにしたい(付属クーラーは高負荷時にうるさくなりがち)
  • ハイエンドCPUを使う(発熱が大きく、付属では性能が出し切れない)
  • 見た目にこだわりたい(ARGBで光らせたい)

一覧表:CPUクーラー 比較(2026年9月)

項目名(製品・タイプ・価格など)をクリックすると並べ替えできます。初期表示はタイプ別・価格順です。価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安です。

広告(PR):表内の製品名はAmazon(アソシエイト)への広告リンクです。価格は2026年9月時点のAmazon実売目安です。

製品タイプ冷却の目安対応特徴価格目安おすすめ度
be quiet! PURE ROCK 3 空冷 標準(〜Ryzen7/i7) Intel/AMD 静音重視・上質な作り。9月は約17%値上がり 3,791円 〇
サイズ 虎徹 MARK3 空冷 標準(〜Ryzen7/i7) Intel/AMD 日本の定番・取付が分かりやすい。値上がりは最小 4,600円 ◎
Thermalright Peerless Assassin 120 SE 空冷 高(Ryzen9/i9) Intel/AMD 空冷コスパ最強・デュアルタワー。高さ155mm注意 5,079円 ◎
Thermalright Frozen Notte 240 簡易水冷240 高(Ryzen9/i9) Intel/AMD 値ごろAIO・ARGB。9月も価格据え置き 7,399円 ◎
NZXT Kraken Core 360 RGB 簡易水冷360 最高(i9/R9・OC) Intel/AMD コスパ良い360・ブランド安心。9月も据え置き 13,264円 ◎
MSI MAG CORELIQUID 240R V2 簡易水冷240 高(Ryzen9/i9) Intel/AMD ブランド安心・定番。同価格帯で360mmが買える 14,058円 △
ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 簡易水冷360 最高(i9/R9・OC) Intel/AMD 冷却トップ級・厚ラジエーター。今月唯一の値下がり 16,780円 ◎

※おすすめ度:◎=とくにおすすめ/〇=おすすめ/△=条件次第
※価格はAmazon実売(2026年9月時点)の目安。価格は変動するため、リンク先で最新価格をご確認ください。


各クーラーを詳しく解説

be quiet! PURE ROCK 3(空冷)― 今月の空冷最安だが約17%値上がり

約3,791円/標準(〜Ryzen 7/Core i7)

3,251円から3,791円へ約17%(540円)の値上がり。それでもこの表でいちばん安い1台です。

静音性に定評のあるドイツブランドで、作りも上質。ミドルクラスCPUを静かに冷やしたいなら十分な性能です。

ただし今月は、809円足せば虎徹 MARK3(4,600円)、1,288円足せばThermalright PA120 SE(5,079円・デュアルタワー)が買えます。予算を最優先する人向けになりました。

虎徹 MARK3(空冷)― 日本の定番。取り付けやすさは随一

約4,600円/標準(〜Ryzen 7/Core i7)

※追記(2026年10月3日):2026年10月時点で、虎徹 MARK3 はメーカーの販売終了製品になっています(後継は虎徹 MARK4)。

4,280円から4,600円へ約8%値上がり。この表の空冷では値上がり幅が最も小さい1台です。

サイズ(Scythe)製で、取り付けの分かりやすさと国内サポートが強み。日本語マニュアルが丁寧で、初めての自作でも迷いません。

冷却性能はPA120 SE(5,079円・デュアルタワー)に譲りますが、その差は479円。性能を取るならPA120 SE、確実に組める安心を取るなら虎徹です。

🐹 ハムのひとこと
初めての自作なら虎徹を推します。479円は「説明書の分かりやすさ代」だと思えば安いものですよ。

Thermalright PA120 SE(空冷)― 空冷コスパ最強。ただし約18%値上がり

約5,079円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)

4,317円から5,079円へ約18%(762円)の値上がり。この表でいちばん値上がり幅が大きい1台です。

それでもデュアルタワー・6本ヒートパイプでこの価格は他にありません。冷却性能は簡易水冷240mmに迫るレベルで、Ryzen 9やCore i9クラスでも実用的に冷やせます。

値上がりしてなお、空冷で性能を求めるならこれが答えです。ただし高さが約155mmあるので、小型ケースには入りません(→ PCケースの選び方&コスパ比較)。

Thermalright Frozen Notte 240(簡易水冷240mm)― 値ごろAIOの決定版

約7,399円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)

8月から価格据え置き(7,399円)です。空冷が値上がりしたため、相対的なお買い得感が増しました。

簡易水冷240mmが7,399円というのは破格です。ARGB対応で見た目も良い1台です。

空冷のPA120 SE(5,079円)との差は2,320円。8月は3,082円差だったので、今月は水冷に手が届きやすくなっています。

NZXT Kraken Core 360(簡易水冷360mm)― コスパの良い360mm

約13,264円/最高(Core i9/Ryzen 9・OC向け)

8月から価格据え置き(13,264円)。

360mmラジエーターが1.3万円台はコスパが良く、ブランドの安心感もあります。Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dといった発熱の大きいCPUを常用するなら、この容量が効きます。

360mmが入るケースが必要なので、購入前に必ず確認してください。

MSI MAG CORELIQUID 240R V2(簡易水冷240mm)― ブランド安心の定番

約14,058円/高(Ryzen 9/Core i9クラス)

価格はほぼ据え置き(14,046円→14,058円)です。

240mmで1.4万円なので、同じ価格帯で360mmのNZXT Kraken Core(13,264円)が買えてしまうのが厳しいところ。MSIで揃えたい人や、360mmが入らないケースを使う人向けです。

ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(簡易水冷360mm)― 今月唯一の値下がり

約16,780円/最高(Core i9/Ryzen 9・OC向け)

17,980円から16,780円へ約7%(1,200円)の値下がり。この表で唯一値下がりした1台です。

厚型ラジエーターを採用しており、冷却性能はこの表でトップ級。オーバークロックや、Ryzen 9 9950X3Dのような最上位CPUを本気で冷やしたい人向けです。

NZXT Kraken Core 360(13,264円)との差は3,516円。冷却の限界を求めるならこちらです。


今月の着眼点:2026年9月のCPUクーラーはここを見る

空冷と水冷の力関係が動いた月なので、9月に押さえておきたい点を4つにまとめます。

① 空冷と水冷の価格差が縮まった

空冷が+7〜18%上がり、水冷は据え置きか値下がり。空冷コスパ最強のPA120 SE(5,079円)と簡易水冷240のFrozen Notte(7,399円)の差は2,320円まで縮みました(8月は3,082円差)。水冷を検討していた人には追い風の月です。

② 付属クーラーで足りるなら買わない

繰り返しますが、Ryzen 5 5500/5600/7600・Ryzen 7 7700はクーラーが付属します(Ryzen 7 5700Xは非同梱なので注意)。価格が上がっている今月は、必要がないなら買わないのが一番のコスパです。

③ 空冷はケースの高さ制限に注意

PA120 SEは高さ約155mm。今月の記事で紹介しているANTEC ST20M(CPUクーラー150mmまで)には入りません。小型ケースを使うなら、高さ制限を先に確認してください。

④ 360mmはケースの対応を先に確認

NZXT Kraken Core 360・ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360は360mmラジエーターが必要です。今月の記事で紹介しているケースではASUS A31(360mm対応)が該当します。

🐹 ハムのひとこと
今月は「付属クーラーがあるなら、そのまま使う」がいちばん賢い選択です。買うなら、空冷は虎徹かPA120 SE、水冷はFrozen Notte 240ですね。


用途別おすすめまとめ

こんな人おすすめ
初めての自作で確実に組みたい虎徹 MARK3(約4,600円・取付が分かりやすい)
空冷で性能を求めるThermalright PA120 SE(約5,079円・高さ155mm注意)
とにかく安くbe quiet! PURE ROCK 3(約3,791円)
水冷を手頃に試したいThermalright Frozen Notte 240(約7,399円・据え置き)
ハイエンドCPUを常用するNZXT Kraken Core 360(約13,264円)
冷却の限界を求めるARCTIC Liquid Freezer III Pro 360(約16,780円・今月-7%)
Ryzen 5 7600などを使う買わない(クーラーが標準付属します)

よくある質問(FAQ)

Q. 空冷で最強はどれですか?
A. この記事で比べた空冷の中ではThermalright PA120 SE(約5,079円)です(空冷全体では、さらに上位のモデルもあります)。デュアルタワー・6本ヒートパイプの空冷で、高さ約155mmあるので、小型ケースには入りません。

Q. CPUクーラーのコスパがいいのはどれですか?
A. 空冷なら虎徹 MARK3(約4,600円)かThermalright PA120 SE(約5,079円)、簡易水冷ならThermalright Frozen Notte 240(約7,399円)です。9月は空冷が値上がりしたため、水冷の割安感が増しています。

Q. 付属クーラーで足りますか?
A. Ryzen 5 5500/5600/7600・Ryzen 7 7700は付属クーラーで足ります(IntelのK無しBOX版も同様です)。一方、Ryzen 7 5700X・Ryzen 5 9600X・Ryzen 7 9700X・9800X3D・Ryzen 9各種・Core Ultra各種・Core i5-14600Kなど「K」付きは付属しないので、別途必要です。

Q. 空冷と簡易水冷、どちらがいいですか?
A. ミドルクラスCPUまでなら空冷で十分です。Ryzen 9やCore i9クラスを常用する、または静音性を最優先する場合に簡易水冷が効きます。9月は価格差が2,320円まで縮まったので、水冷を選びやすい月です。

Q. 240mmと360mm、どちらを選ぶべき?
A. Ryzen 9 9950X3DやCore Ultra 9 285Kのような最上位CPUなら360mm、それ以外は240mmで足ります。ただし360mmが入るケースかどうかを先に確認してください。

Q. 9月にクーラーが値上がりしたのはなぜですか?
A. 当サイトは価格の実測のみを扱っており、原因は断定できません。事実として、空冷3製品が+7〜18%上がり、簡易水冷は据え置きまたは値下がりという結果でした。

Q. グリスは別途必要ですか?
A. グリスが付属するかどうかは製品によって違います(塗布済みのもの、別添えのものがあり、付属を確かめられていない製品もあります)。購入前にリンク先で付属品をご確認ください。塗り直すときは別途購入が必要です。


まとめ

2026年9月のCPUクーラーは、空冷が値上がりし、簡易水冷との価格差が縮まった月でした。

  • 空冷は軒並み値上がり(PA120 SE +17.7%、PURE ROCK 3 +16.6%、虎徹MARK3 +7.5%)
  • 簡易水冷は据え置きか値下がり。ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360は-6.7%でこの表唯一の値下がり
  • 空冷コスパ最強のPA120 SE(5,079円)と水冷240のFrozen Notte(7,399円)の差は2,320円(8月は3,082円)
  • 初めての自作なら虎徹 MARK3(4,600円)。取り付けの分かりやすさは今月も随一
  • Ryzen 5 7600などクーラー付属のCPUを使うなら、買わないのが最善です

価格は毎月動きます。この記事は2026年9月11日時点のAmazon実売価格をもとにしています。


関連記事:自作PCパーツ コスパ比較シリーズ

データの出典・注記

  • 価格:Amazon.co.jp の実売価格(2026年9月11日調査)。変動するため、購入時は必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
  • 冷却の目安:メーカーの対応TDPおよび製品クラスにもとづく当サイトの分類です。実際の温度は環境(ケースのエアフロー・室温)で変わります。
  • 付属クーラーの有無はCPUのモデルにより異なります。購入前に各製品の仕様をご確認ください。
  • 追記(2026年10月3日):虎徹 MARK3 は2026年10月時点でメーカー(サイズ)の販売終了製品になっています(後継は虎徹 MARK4)。本文の価格・評価は9月時点のものです。
  • 訂正(2026年10月3日):MSI MAG CORELIQUID 240R V2 の製品名の表記を直しました。あわせて、確かめられていない記述(「紹介しているクーラーはすべてグリスが付属」「冷却性能もPA120 SE以上」「簡易水冷240mmに迫る冷却性能」)を改め、「空冷最強」を「空冷コスパ最強」に直しました。

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